「栽培交流体験」が集落と地域を結びつける

チャン

2014/12/ 9

強風で洗濯物がお隣さん家に飛んでいってしまいお届けしてもらったうえに、
その日の献立に必要で買えなかった柚子までおすそ分けを頂いてしまうチャンこと桑名です。

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七十二候では、閉塞成冬 “ そらさむくふゆとなる ”

 

ぐっと寒さが増し、全国でも小雪におさまらず車や電車に閉じ込められる模様がニュースで伝えられ冬がきたなぁと痛感しますね。

「塞」という字には、「砦(とりで)」の意味もあるそうです。
村や集落の入り口にあって外部から入ろうとする邪悪なものをはねつけたり、旅人の安全を守る道祖神の別名は「塞(さえ)の神」といいます。厳しい冬将軍から人びとを守ってくれる心強い存在は、あきゅ農園の集落の周りに石の神、石仏としてたくさん点在しています。これらのご加護をうけて厳しい冬を無事に越させていただければなと思っています。

 

そんな石の神である「陰陽石」を祀る子宝の神様「陰陽子寳神」の前に祭壇を設け
代表 南沢、松本と現地スタッフで「収穫祭」を執り行いました。今年のお米やお野菜などの収穫物を捧げ、自然への感謝とまた新たに取れた種に来年の豊作を祈りました。

まさに自然の産物の子宝を授けていただきました。

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こちらに居を移して早4ヶ月余り。この「陰陽子寳神」での収穫祭が自分の中で一つの区切り、そして新たな取り組みのスタートと心に留めていたのでなんだかジワジワと体の中から温まり、このお祭りを執り行ってよかったな〜と噛み締めていました。


さて、お米に少し遅れて収穫するのが「秋蕎麦」

蕎麦の日本への伝来は奈良時代よりも前だとも言われており鎌倉時代農民が飢饉などに備えてわずかに栽培する程度の雑穀でしたが、今では蕎麦がき、蕎麦焼き、蕎麦切りなどとしてすっかり日本の文化となっています。

 

ここ数年はあきゅ農園では栽培していなかった「蕎麦」ですが

夏に錦川上流にある美川町(みかわちょう)にある「美川木工センター」に立ち寄ったのがきっかけで栽培することとなりました。社長の三浦さん(実はこのあと石を投げれば「三浦さん」にあたるという事実を知るのですが。。。)が13年前から地元美川町の「東谷さぬきパーク」で「そば打ち体験」のイベントを企画運営されており、今では美川町の役場の方と集落の方々と一体となって運営され、市内外から100名近く集まる活動になっているとのこと。しかも、種まき、間引き・草刈り、花の観賞、刈り取り・はざかけ、脱穀まですべてやった上での「そば打ち体験」企画なのでした。

これ、あきゅ農園でも来年からやりたい!と思い、その場で無理言って会員にしていただき種を分けていただき、時期遅れではありましたが、あきゅ農園でも栽培いたしました。

残念ながら、圃場整備直後の畑で水はけが悪い中栽培したことと、種まきの時期が遅かったため少し小ぶりで、かよわい蕎麦ではありましたが、真っ白で可憐な花をさかせてくれました。

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そして、少量でしたが収穫をすることができました。

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本家本元の美川町東谷さぬきパークでは、先日の11/23(日)脱穀と収穫祭でした。
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畑の真ん中で大きな音をたてて回る脱穀機に蕎麦の先端を差し込んで実を取り出します。

家族での参加が多く、ちびっ子たちも興味深々でやりたそうに囲んで眺めていましたが、さすがに危険なので大人が交代しながら脱穀機に稲架(はさ)に掛けられている乾燥した蕎麦を差し込んで黒く硬くなった実を取り出しました。

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脱穀機を通して取れた実は、葉っぱや茎が混ざっているので選別が必要になります。

昔からある木製の「唐箕(とうみ)」で風の力を利用して軽い異物を飛ばして実だけを取り出します。

これはちびっ子に大人気。ハンドルをグルグル回して実だけ選別される古典的ですが優れもののこのマシンで蕎麦の実がたくさん穫れました。

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「蕎麦」の2字で「そば」と読むようになった初出は南北朝時代に書かれた『拾芥抄』だそうですが、

蕎麦と猪の肉との合食禁(食い合わせを禁ずる例)を解説しています。※今日における科学的根拠はないようです

そんな中で、知ってか知らずか猪の肉が振る舞われました。

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午後からは、集落のご婦人方が作っていただきました
郷土料理の「岩国寿司」などが入ったお弁当を、この会の収穫祭として
岩国市長、県会議員、市会議員さんとたわいもない話や、あきゅ農園でこれから展開していくことなど
ざっくばらんにワイワイとお話をさせていただき有意義で楽しい時間をすごしました。


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待ちに待った、そば打ち体験は12/20(土)に行われます。今から楽しみです。

 

来年は、南河内のあきゅ農園も美川町と歩みを同じくして

蕎麦とともに数ヶ月、土に触れ、雑草を刈り、花を愛で、実を獲る栽培交流体験をつくり

南河内を活気づけたいなと目論んでおります。

 

そのためにもまずはベビーステップとして、
年末に年越しそば用として(待てずにすぐに食べてしまう可能性大ですが)脱穀・そば打ちをスタッフでしてみようと思っています。

来年、みなさまとこの里山南河内の農園でご一緒できますように♪

また、里のお便りをお送りしますね。

 

チャン拝

この記事の投稿者

チャン

mima

あきゅ農園 ディレクター /あきゅこだわりの「優すくらぶ」ファン /都会生活から、ふるさと生活へのライフスタイル大転換中! 時間の流れや空気の違いを感じ、スマホで写真をとりながらの散歩が目下の楽しみ。特別に淹れるスペシャルティコーヒーをこよなく愛す。時々学校で「しつもん先生」やっています。

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