中身を知ってもらうために、まずは表面を整える

トミー

2014/12/ 9

トミーです。
今回は引き続き、吉祥寺でウェルフェアトレード専門の雑貨店「マジェルカ」を経営する藤本光浩さん(40代)へのインタビューです。
11/21に掲載した「人前に出られるノーメイク」として普段からお手入れをしていれば、すっぴんもアリかもしれません」の続編にあたります。

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吉祥にある「マジェルカ」。福祉事業所で制作された、デザイン性の高い商品が取り揃えられています。
 

いつまでも「きれいに見られたい」という意識を持っている女性は魅力的

トミー:プライベートでお付き合いする女性で、ここだけは押さえておいて欲しいというポイントはありますか?一緒に外出する時はポイントメイクだけはして欲しいとか、家の中でも寝起きのすっぴんは見せて欲しくないとか……。
 
藤本:お付き合いしている、いないに関わらず、女性はいつまでも「相手にきれいに見られたい」という意識を持っている方が素敵だと思います。それが過度になると問題だから、バランスが難しいけれどせめて大事なパートナーの前では「きれいでありたい」っていう気持ちを持っていて欲しいと思います。「お前が言うなよ」ってカミさんには言われそうですけれど(笑)。
 
トミー:フォーマルな場にカジュアル過ぎる格好で来られたら本人も周囲は居心地が悪いだろうし、もちろんその反対も同じですよね。
 
藤本:集まりにパートナー同伴で来ている人と接した時は、どうしても本人だけでなく連れている方も一緒に見てしまいますからね。そういう社会的な意識がないと、困りますよね。
 
トミー:ポイント募金の仕事で東北の福祉事業所の方とお話した時も、そうおっしゃっていましたね。ケアを受けている方が社会人としてお仕事をする時に、身だしなみをきちんと整えるように指導するのはものすごく大切で大変だって。障がいのあるなしにかかわらず、社会的なコミュニケーションツールの一部と見なされているんですね。「お前が言うなよ」って声が、私も聞こえてきそうですが(笑)。
 
藤本:素敵な洋服を着れば、街に出ても颯爽と歩ける。反対に「今日はイケてないな」と自分で思えば、そそくさとしてしまう(笑)。「形じゃないよ」っていう方もいるけれど、私は形は大事だと思います。もちろん形だけじゃダメだけれど、「まずは形から」という想いはあります。
 
 
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今年の8月に渋谷「ヒカリエ」に出店した時の様子。普段とは違う空間と客層で、とても商品の見せ方の参考になったといいます。
 

中身の美しさを外に向けて表現する

トミー:藤本さんみたいに社会的事業を立ち上げる気骨のある方は、「形じゃなくて中身だ!」って言いそうな思い込みがあるんです。だからこそ、言葉に説得力がありますね。
 
藤本:せっかく中身が良くても、目に見える形できちんと社会に提示できていないから理解されないで、身内受けや自己満足だけで終わっちゃうのはもったいないよ、って思いますね。
そういう意味では店なんて、「形」を見せるための場の典型ですから。商売として利益が上がるから店を開くわけじゃないんですよ。維持費や人件費がかかるので、みんなやらないんですよ。でもお店をやっているからこそ、今まで見てもらえなかったいろいろな人たちに見てもらえるようになったっていうのはあります。「福祉作業所で作ったものってセンス悪いなぁ」って思われたら終わりですから、そこは「メイク」して見せ方を工夫しないといけない。 
つまりメイクの話に置き換えれば、メイクをしないで「見た目じゃなくて中身だよ」って本人たちが言っていても世の中の人たちが「いや、すっぴんは勘弁してよ」って思っている状況で、「せっかくだから、そこはお化粧しましょうよ」って自分は言っているようなところはありますね。

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障がい者の方のデザインの特徴は、鮮やかな色彩感覚。海外では「アール・ブリュット」とも呼ばれています。
 
トミー:恋愛と一緒で、せっかく中身がいいのに外見ではじかれるのはもったいないですよね。
 
藤本:そうそう。中身を知ってもらうには、まずお付き合いをしなきゃいけないじゃないですか?お付き合いをしてもらう入口として、正に表面の部分で興味を持ってもらわなければいけない。そこで好感を持つのがナチュラルメイクなのかバッチリしたメイクなのかは人によって違うと思うけれど、「すっぴんが好き」っていうのは結構コアだと思うんですよね。中身を知るお付き合いに至る前にいきなりすっぴんというのは、入り口としては難易度が高いんじゃないでしょうか。小学生~中学生ならいいですけれど、まずは繋がって中身を知ってもらうためには最低限の技術は必要だから、何もしないのは怠惰だと思う。演出としてまずどうイメージして欲しいのか考えるっていうのは、大事だと思います。
 
トミー:シチュエーションによって、イメージのギャップが大きい女性はどう思いますか? 
藤本:それは、TPOに合わせて使いこなせている「デキル女性」感がしていいですね。普段ナュララル系だけれど、華やかな装いも必要に応じてやろうと思ったらできるのよ、っていうのが理想ですね。
 
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文房具、バッグや食品など幅広い品ぞろえです。
 

男性のスキンケアについて

トミー:男性のスキンケアについてですが、ご自身やお友達はお手入れにこだわっていらっしゃいますか?
 
藤本:全くないです。ただ、私は肌が弱いから髭を剃ると肌を痛めることもあるので、今は伸ばしています。肌のことは、男友達と話したことすらないなぁ。
男性が肌の手入れに気を使う必要がないとは思わないけれど、肌をつるつるにするような、最近の過度なメンズ化粧品については私は受け入れがたいですね。だって女性の立つ瀬がなくなるじゃないですか?
 
トミー:なるほど(笑)
 
藤本:逆に女性としてはどうですか?そこに時間をかける、中性的な男性に惹かれるんですか?
 
トミー:う~ん。もちろん美しいのはいいんだけれど、お手入れにあまり時間やエネルギーを費やしている姿は正直あまり見せて欲しくないかも。
ただ日本だけの流行じゃないのかも知れないけれど、中性的というよりは、男性も女性も二次元キャラクターやお人形さんみたいな、生身の人間っぽさを感じさせないコがメディアでは人気あるんだなぁとは思います。やっぱりアニメ世代だからですかね。 
 
藤本:年齢よりは時代の問題な気がしますけどね。私は古いタイプの人間なので、テレビで男性タレントの人気ランキングとか見ると、「この人アゴの噛む力弱そうだよね。肉とか食えなさそうだよね。何かあった時に生き延びられなさそう」って思っちゃうんですよ。
 
トミー:あはははは。
 
藤本:この「何かあった時に生き延びられなさそう」っていうのは、人間の本能が薄れてきている証拠だと思うんです。男らしさとか女らしさっていうのは、ある意味原始的な部分だから、本能が種を残すために無為意識に魅力を感じるわけでしょ。それが中性的に偏るのは、人間の生存本能が弱って、もう自然の一部じゃなくなってメカニカルな存在になっているんじゃないかと思うんですよ。
 
トミー:異性としてだけでなく、女の子が憧れて真似する女性タレントも生々しさを感じさせないサイボーグチックな印象な子が多いですよ。
 
藤本:そういう面もあって、ナチュラルメイクがいいのかも知れませんね。メイクの下が見えないマネキンみたいな肌よりも、血管がうっすらと透けて見えるような素肌感のある方が生き物として安心感がある。 
 
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インタビューをした地下のミーティングスペース。マジェルカでは、このスタジオのレンタルもしています。
 
住所: 〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11中田ビル1F
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎週火曜日(臨時休業の場合あり)
TEL:0422-27-1623 
 
最寄駅:JR・京王「吉祥寺」駅 徒歩10分(地図↓)
 
ネットショップも展開しています↓
 
 

この記事の投稿者

トミー

サービス研究所

泡石と「たまりシャンプー」が好きです。どちらも、泡立てがうまくいくと満足を感じます。/基本、ボヘミアン。久々の帰国で「浦島太郎を通り越して、もはや宇宙人」(知人評)。地球人に進化するために、ちょこちょこ観光にでかけては経験値を上げています。

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