インドネシア紀行2~インドネシア料理は辛くて、シンプル?~

しんじょう

2014/07/29

「土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)」。毎日暑い日が続きます。こんなに暑いと食欲もなえちゃいますよね。

そんな時は、まずは美味しいものを眺めて食欲に火をつけましょうか^^そんなわけで、前回のインドネシア(食い意地)紀行の続きです。

「なんと、インドネシアのご家庭で、実際に料理を一緒に作らせてもらえる!」今回の水先案内人である友人に、その一報を聞いた時は、私はワクワクがとまりませんでした。

その土地の歴史や経済や、民族性や記憶といった、様々なものが形になっているのが食です。家庭で食べられている料理こそ、その土地の今を生きている料理!

さて、パサールで食糧を調達して、ドキドキしながらそのお家に向います。私の、最初のインドネシア料理の印象は、どの料理も、「辛くて、シンプル」!?

と思いきや・・・。まず
一つの料理に用意されたハーブの量を見て、驚きました。

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お~!たくさん!これらを上手に組み合わせて、石臼で挽いて使うことで、複雑な風味を出しているようなのです。

では、せっかくなので、一緒につくらせてもらった「海老とジャガイモの炒めもの」の作り方を。記憶はかなりあいまいですが、覚えている限りを記します。

【材料】
ジャガイモ

海老
ココナツミルク
砂糖

ハーブ
唐辛子・レモングラス・ライムの葉など)
※他にもハーブがあったのですが、名前が分からず・・・


【作り方】
ジャガイモは皮をむいて、サイコロ状に切って、素揚げします。

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石臼で挽いたハーブを、油で熱して香りをだす。

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そこに海老をいれて炒めた後、更に素揚げしたジャガイモをいれ、ココナツミルクを加え煮る。

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最後、砂糖、水で味を調えて出来上がり!

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赤いので辛いのかと思いましたが、味見をすると、甘くて、見た目ほど辛くはありません。そしてコクがある。味覚が色々忙しいけど、とっても美味しい!ナシ(=ごはん)がとまりません。

工程は、そんなに難しいものではありませんが、素揚げしたり、ハーブを挽いたりと下ごしらえが意外に大変です。でも、この挽きたてのハーブが、得も言われぬ良い香りがして食欲を誘うんです。

暑くて湿気が多い土地だから、食欲を促進させて、また殺菌効果があるハーブを上手に使うのでしょうか。

他にも、パサールでどうしても気になっていたこれ。調理してもらいました。(どうやらパパイヤのつぼみだとか。面白い形。)

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さっと炒めると、苦みがある大人の味。例えるなら、ゴーヤみたいな苦さです。
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「へんな匂い?」「見たことないカタチ?」「衛生面は大丈夫?」とか、初めて会うものにはついこわごわとなります。

でも、そんなことも全部ひっくるめて、異文化として出会うその土地の食べ物をゴクリと呑みこむと、ぐんとその国に近づけますよね。

インドネシア料理は、奥深く、美味しくて、思ったより辛くなくて(辛いものもあったけど!)、複雑な味わいでした。少しは夕飯のヒントにでもなったでしょうか?
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ところで、「インドネシアの人は揚げ物大好きよ!朝から食べるよ!(友人談)」という通り、揚げ物がよくでました。

インドネシアの家庭料理も作って味わった私は、すっかりインドネシア人気分でパクパクと食べて、予想通り、胃がもたれたというオマケつき。ああ、私の胃までは、一週間ではインドネシア仕様にはならないのでした・・・ね^^;

この記事の投稿者

しんじょう

すはだトレーナー

「泡石」で洗った後の潤いにビックリして2011年に入社。元々、化粧水がしみる超乾燥肌。そばかす・くすみ・くま・赤み・毛穴のご相談が得意です!入社以来ずっとお肌悩みのご相談を担当。電話、メールを経て、今ではオンライン講座が中心。スキンケアは基本をコツコツ。最近は筋トレもコツコツ。食は、薬膳もとりいれつつ、和食が中心。野菜多め&発酵食の生活を意識。

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