Vol.149 「1+1」は?

湯 忠立先生

2017/01/18

私たちは、"1+1=2"と小学校で最初に教わってから、これは絶対に正しいと何の疑いもなく日々過ごしていますね。
確かに科学的な事実として"1+1"は必ず"2"になります。

でもそれがすべての物ごとに当てはまるというわけではないことに注意しなければなりません。
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例えば一人でする仕事を二人ですれば、あっという間に片付いてしまうという経験は誰にもあるでしょう。
二人の力を合わせることによって(それが上手く絡んでいれば)、二倍以上の効率を得ることができます。
 
薬膳における食材の組み合わせも、こうした発想が基本になっています。
二つの食材を食べると"1+1"で二つの栄養が摂れる、とは考えません。

食材同士が力を合わせることで"1+1"が3にも4にもなる、そんな組み合わせが大事だとするのです。
場合によっては"1+1"が"0"や"-(マイナス)"になることだってあります。

"1+1"は必ず"2"だと思い込んでいると、そこにある本当に大切なものや、大きな落とし穴に気がつかないことになってしまいます。
一つひとつの食材の効能だけに捉われないで、それをどう活かすかという組み合わせにも、注意を払うようにしてください。

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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