Vol.175 刺激物は避ける

湯 忠立先生

2017/08/ 2

日本人の体質で、陰虚証と陽虚証が多いとお話ししたことがありますが、陰虚は陰が不足して陽が多く、陽虚は陽が不足して陰が多い状態です。不足しているのですから補えば良いのですが、気を付けなければならないことがあります。基本的に陰を補うには寒の食材、陽を補うには熱の食材が良いとされますが、では陰を補うのに冷たく冷やした寒の食材はどうでしょう。陰が不足して体内に熱が籠りやすくなっているので、寒の食材を冷やせばダブル効果が期待できそうですが、これはNGです。
 
虚証の場合、とにかく刺激物は避けなければなりません。陰虚も陽虚も「不足しているものがある」という状態ですから、体内の活動が活発とは言えないのです。そこに刺激物を持ってくると、活動全体が一層衰えてしまうことになります。陰虚の場合、陽の方が勝っているので、なんとなく口が渇くと感じることがありますが、冷たい刺激物は却って害になってしまいます。「刺激物は避ける」ということが虚証では最も大事なことなのです。

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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