Vol.182 秋は乾燥を防ぐ

湯 忠立先生

2017/09/27

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「天高く馬肥ゆる秋」といいますが、秋になると気温が下がり始め、雨も少なくなって湿度が低くなり、空気が乾燥してきます。一年で一番爽やかな季節ですね。
 
五行の考え方では秋は肺に対応しています。肺は重要な呼吸器官であり、人は呼吸によって気(大自然の生命エネルギー)を体内に取り込みます。中国医学では、食物から得られる栄養分だけでなく大気から吸収する気も、人体の活動力の元になると考えています。したがって肺の活動の盛衰は、健康の維持だけでなく寿命の長短にも大きく関係しているといえるんです。
 
乾燥した気候は肺の陰気を損傷させ易いと考えられています。そのため、口や咽喉が渇く、空咳が出る、肌が乾燥する、便秘しやすいなどの症状が出易くなります。さらに酷くなると咳込んで血が混ざることもあります。したがって秋の養生は乾燥を防ぐことが第一に重要です。秋は肺の働きを助ける飲食を心掛けなければなりません。体内の陰気を養い潤いを与えるものには、白キクラゲ、梨、胡麻、蓮、ホウレン草などがあります。 こうした食材を出来るだけ多く摂るようにしましょう。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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