Vol.187 薬の選び方

湯 忠立先生

2017/11/ 1

薬を飲むとき、例えば痛みがあるときは痛み止め、熱があるときは解熱剤、食べ過ぎたときは消化薬を迷わず選びますね。つまり薬が病気を治してくれると考えている方がほとんどでしょう。薬は確かに、その症状を抑える成分があるので、効果が目に見えるように感じます。

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では、何となく不調で病院で検査をしたが特に悪い所はないといわれた、といった場合はどうでしょう。体調がすぐれないという具体的な症状があっても、何の薬を飲んだらよいか分かりませんね。そんなとき、漢方薬が思わぬ効果を発揮することがあります。
 
これは、西洋医学と中国医学の病気治療に対する考え方の違いによっています。西洋医学では薬は病気を退治するものと考えるのに対して、中国医学では病気に対抗できるような身体を作るために薬の持つ効能を利用すると考えているのです。つまり、症状だけを見るのではなく、身体全体、その人そのものを見ていきす。そして、身体と心はつながっているという考え方から、心のはたらきもその人の一部として考えます。何となく不調といった症状に効果があるのは、このためなのです。その時々に合わせて、上手に薬を選ぶようにしましょう。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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