Vol.220 梅雨の養生法3

湯 忠立先生

2018/06/20

現代人は、あまり動かず、よく食べて、夜更かしし、ストレスも多いので、胃腸の消化機能が衰えて水分代謝が失調しがちです。体内の湿気が多くなり過ぎると、けだるさや食欲不振、手足の冷え、湿疹、顔が脂ぎるなどの症状が現れ、さらに胃腸炎を引き起こすことになります。運動不足や飲食の不摂生、ストレスは湿を体内に溜め込む原因です。適度な運動はストレスから解放し、体内の器官の活動を活発にして湿気を排出させます。現代人は頭ばかり使って身体を動かさず、長い時間空調の効いた室内にいて、あまり汗をかかないので、湿度に対する調整能力が衰えてしまっています。ジョギングや水泳、ヨガ、太極拳など、少し息が上がって汗ばむ程度の運動は、気血の流れを良くして水分代謝を活発にさせます。

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長夏は蒸し暑く雨も多いので、湿邪が盛んになって病気を引き起こしやすい季節です。外からの湿度だけでなく、生ものや冷たいものを食べると、内側から湿を盛んにさせてしまいます。こうしたものを食べ過ぎないようにして、脂っこいものや暴飲暴食を避け、あっさりして消化しやすい食事を心掛けるようにします。脾胃系統は栄養と水分の代謝に大きく関係していますので、バランスの良い食事を適量食べるのが最善の方法です。お酒や牛乳、肉、卵などや揚げ物などは消化されにくく、体内で酸化物を作り出して炎症を起こさせやすいものです。食べ過ぎないように注意が必要です。
 

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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