みなさま、ご無沙汰をしております。
今年はじめての投稿となります「ものづくりの現場から」現場監督の内藤です。
いつも現場からの様子をお伝えしている私ですが、
今回の現場は…
日本から約5,000Kmの距離にあるインドと中国に囲まれた国。
時差は-3時間15分。日本の方が3時間15分進んでいます。
世界最高地点エベレストを含むヒマラヤ山脈のある国。
そして、
あきゅらいずの季節限定の「香風(しゃんぷー)」に配合されている
よもぎとハッカの精油が作られている国。
もう分かりましたよね。
そうです!ネパールから現場の様子をお伝えします。
今回は、あきゅらいずのヘアケアブランド【きのね】のブランドマネージャーである市原
(通称:とんちゃん)と一緒の親子旅になりました。笑
<とんちゃんと私の親子ツーショット>
おでこの赤い印は、お世話になった宿泊施設のオーナーが無事に帰国できますように
という意味を込めてつけてくれました。
白いスカーフを首にかけてもらい、最後はハグでお別れとなりました。
なぜ、私がネパールへ行ったのか?については、
とんちゃんが1/26にアップしたスタッフブログ【ネパール体験記】に
書かれていますので、ご覧ください。
ネパールの首都カトマンズから4WDの車に揺られながら片道約4~5時間のところに、
よもぎとハッカの畑と精油抽出工場はありました。
<舗装されていない道路>
ガードレールはほぼありません。道路の真ん中に穴が開いていたりは普通。
舗装されていないガタンゴトン道を、
ガードレールのない絶壁の道を、
車がすれ違うとき相手の車と10cmくらいですれ違う道を、
どんどんと進み、到着した場所は、
標高が約3,000メートル!日本最高峰の富士山とほぼ同じ高さでした。
ほんの少し山を登っただけで、息切れしてきました。
2015年4月に発生したネパール大地震。
「香風」になくてはならない精油たちの現場が震源地から近いのか?離れているのか?
ニュースからの情報だけでは分からず、すぐに抽出工場に連絡をして、
スタッフはもちろんのこと、施設や植物に影響はないのかと聞きました。
幸い、工場や抽出機器の一部に被害はあったものの
大きな影響はなかったと聞いて安堵しました。
その時は、まさかその現場を7カ月後に見に行くことになるとは思いもしていませんでした。
精油たちの現場は、まさに地震の影響を大きく受けた地域であり、
渡航が決まったときには、その地域に入ることができるかどうかは行ってみないと分からない
という状態でした。
しかし、私たちは、被災地であり、精油たちの生まれ故郷である現場をこの目で見ることができました。
ヒマラヤ山脈を望むその現場には、日本とは違ってとっても大きなよもぎが
あちこちに生えていました。まさに自然のまんまです。
「香風(しゃんぷー)」に使う精油を抽出するためのよもぎは
この場所から更に上に登ったところで栽培されています。
からだのそれほど大きいわけではない女性が背中に籠を背負って山を登り、
よもぎやハッカを採取してくるとのことです。
私の身長の2倍くらいはありそうなタンクに薪を焚いてお湯を沸かし、
乾燥させたよもぎやハッカから水蒸気蒸留法で精油を抽出しています。
私が日本で見ている機器と比べると、決して最新機器とは言えず、
温度や時間を自動でコントロールするパネルもありません。
でも、被災を経験しても尚、この場所で居住し、植物を育て、
精油を製造している人たちの経験と知恵が素晴らしい香りを
私たちに提供してくれていることを現場を見て、よーく分かりました。
現場を確認し、笑顔がかわいらしい人々から伺ったお話は、
今まで以上に「香風(しゃんぷー)」を愛おしくさせてくれました。
今年も限定販売が決定した「2016 香風(しゃんぷー)」。
今年の香りはどんな香りになっているのだろう?
すっごく楽しみです。
ネパール仕様のネイルを施した私の手には昨年の「2015 香風(しゃんぷー)」。
販売開始後、初の里帰りとなりました。
撮影の後は、抽出工場の社長さんにプレゼントしたら、すごく喜んでいただけました。
なので、「2016 香風(しゃんぷー)」も完成したら、里帰りをさせてあげようと思います。
商品に使われている原料の郷をこの目で確認できたことは
その商品への愛がより深くなるんだなって、実感した今回の旅でした。
さて、現場監督は次の現場に行ってきます。
もし、「こんな現場が見たい!」というご要望があれば、教えてください。
可能な限り、お伝えさせていただきたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。
内藤
商品チーム
あきゅの美養品の中で一番のお気に入りは「優すくらぶ」季節や気分に合わせて香りを使い分けています。/趣味は「工場見学」。まだまだのびしろがあると信じて止まない50代。