チューブ容器についてどのようなイメージをお持ちですか?
今回は『優(ゆう)すくらぶ』に使われているチューブの秘密について迫ってみたいと思います。
チューブ容器につきまして
・保管時に倒れるから、ネジ蓋式のクリーム容器の方が使いやすいのに。
・チューブって薄くてペラペラしてるけど中味は大丈夫?
などご意見があるかと思います。
チューブについての秘密をこの点について、あきゅらいずの開発担当の篠塚が説明いたします。
◎一般的なチューブの特徴
<メリット>
①柔らかく軽いので使いやすく持ち運びやすい
②使用量の微調整がしやすい
③握りやすいので硬い中味でも出しやすい
<デメリット>
①大きい容量だと倒れてしまう
②中味が見えない(残量が分からない)
③蓋をきちんと閉めていないと、中味が汚染される
などがあげられます。
さらに『優すくらぶ』に使われているチューブは、内側にも秘密があるのです。
(1)チューブの構造
まず、『優すくらぶ』に使われているチューブの断面はこんな感じです。
【写真:筒状のチューブの写真】
実はこの薄さで5層もあります。
気密性を保持するためアルミ素材を用いると硬くて使いにくくなってしまいます。柔らかい素材でも気密性が高い素材を中層に挿むことで、外から酸素を通しにくくし中味の酸化を防ぎ、精油や水分の外への透過をさせないことで、中味が固まったり香りが薄くなるのを防いでいるのです。
(2)チューブの素材
次に、チューブの素材について見てみたいと思います。
このチューブに使われている内面の素材ですがLDPEというものになっております。
実はこの素材は、『優すくらぶ』の馴染みが悪く、付着しにくいのです。
※LDPEはスーパーなどで簡易包装の袋に使用され、柔軟性を活かして水撒きホースや食品のタッパーにも使われています。
【写真:切断したチューブのなじみ具合(少し時間が経つときれいに垂れてきます)】
そのため、『優すくらぶ』が、チューブの内側に「くっつきにくい」ため、きれいに「つるりん」と滑り落ち最後まで出し切ることができるのです。
「中味が見えない」けれども最後まできれいに使い切れるよう工夫されています。
(3)キャップの変更
キャップの形が少し変更したことにお気づきでしょうか?
【写真:変更前後の商品の写真】
以前よりさらに密閉性が高いものに変わりました。
浴室でご使用される場合、ほんの少しの隙間から水分が入り込み、菌が発生したり粘度が緩くなったりと中味へ影響を与える可能性がありました。
しかし今回のキャップ変更で、浴室に保管していても飛び跳ねたお湯や蒸気が入りにくくなり、最後までより安心してご使用いただけるようになりました。
容器にこだわることで、敏感肌の方に影響を及ぼす可能性がある防腐剤の量を少なくするなど中味へのこだわりも可能になります。
これからもより良いものへと進化させるために「中味」と「容器」合わせて研究していきたいと思います。
篠塚
篠塚
商品チーム
お気に入りは「きのね シャンプー/しっとり」。毎日使ってます。/毎週週末はプールで泳いでます。