気温差といえば、「
泡石(ほうせき)」にも負担のかかる要因でもあるのです。
気温差・乾燥などにより「泡石」の表面が白くなることがあります。
これは配合成分が表面に出ている状態で、専門的に言うと<析出(せきしゅつ)>と言います。

泡石大サイズ(110g)にみえる析出
潤い成分が多く含まれている「泡石」は、目には見えない程度ですが、乾燥の時期になると表面に対して水分を出したり、逆に湿気の多い時期は水分を含んだりします。
まるで呼吸しているようですね(実際に呼吸しているわけではありません!)。
それにより小サイズ(35g)は袋の中で、ベタついたように見えることがあります。

表面に対して水分を出しベタついた様子
また、表面を拡大してみると、白くなっているのがよくわかると思います。
こちら指でこするとこの白い析出をとることができます。

析出の様子 指でこすった後の様子
使用する時はぬるま湯に濡らしながら使いますよね。その際に洗い流していただくと元のピカピカの「泡石」に復活します。
たとえこのように白くなったとしても、「泡石」の濃密泡の泡立てへの影響はなく、もちろんこすればなくなるのでお肌への影響もございません。
繰り返しになりますが、このように白くなったとしても「泡石」の成分に由来するものですので、カビや異物ではありませんのでご安心ください!
例えば、チョコレートの表面が白くなったことはありませんか。
それもチョコレートの成分が表面に浮き出してしまっているだけで、カビではないのと同じような現象です。
余分なものを配合しないからこその変化ではございますが、このように白くなる現象をなくすことはできないかと商品チームとして色々と考えました。
しかし、そのために配合を変えると現在のもっちり濃密泡の使用感や、
それに伴う泡立ちなどに影響がでる可能性が。
では何かをプラスして配合したら白いものはでなくなる?
いやいや余計なものは入れたくないよね。
そんな議論を重ねました。
ならば、まずはこの現象自体は問題ないんだよ!ということ、ご安心してください!ということをお客様に発信したいと思いました。
見た目にびっくりするかもしれませんが、繊細な「泡石」ゆえに起こること。
商品の安全性には問題ございません!
加えて気温や湿度が上がるこれからの季節。
温度や湿気の高い場所に「泡石」を保管していると柔らかくなったり、表面がブツブツしたり、極端に高温多湿の場所では溶けたりすることがあります。

湿度の高い状態で置いておくとこんな感じになります。
使用後は水気をよく切り、直射日光・高温・多湿を避けて保管してくださいね。
保管用トレイ等に水分が残っていたり、表面に泡が残っていたりすると、溶けやすくなります。トレイに水分がないように、表面に残った泡は水で洗い流してから保管するようにお願いします。
肌へのやさしさにこだわってつくられた「泡石」。
保管方法にもやさしさとこだわりをもって扱っていただけると嬉しいです。
新しい季節の始まり。
入園・入学・新社会人そんな新生活が始まる方もたくさんいらっしゃると思います。
「泡石」で潤った肌に洗い上げ、すっぴん新生活はじめませんか。