お風呂に入れるアレコレ ~おうちで入れる美人の湯!?~

横田(英)

2014/05/30

みなさま、こんにちは。
美養品事業部の横田英俊です。
 
先週まで様々な植物や動物の由来物をお風呂に入れてきました。
今週は満を持して(?)鉱物が登場です。
 
今週の主役は「重曹」。
化学名(化学式)は「炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)」と言います。
bath_20140530.jpg
「重曹」という名前だと、
お洗濯やお掃除に使うもの、というイメージの方も多いかと思いますが、
他にも「ベーキングパウダー」として料理に使われたり、
クエン酸と混ぜて「炭酸水」になったり、
肥料の一種として酸性の土壌の中和に使われたり、
生活の中の本当にたくさんの場面で活躍しています。

美人の湯!?

もちろん入浴に関しても利用されています。
 
「重曹泉(炭酸水素塩泉)」と呼ばれるアルカリ性の温泉がその代表で、
それらをモチーフにした入浴料もたくさん存在しています。
「美人の湯」などと称されていることもありますね。
(パッケージに「炭酸水素Na」と書いてあったら、それが目印です。)
 
なぜこんなにも広く使われているのでしょうか。

使われる理由は…

大きな理由の一つは、「安全」であるということ。
重曹は、化学的にも構造が単純で、水と二酸化炭素に分解されやすいなど、
非常に安全性の高い成分です。
また、長い歴史の中でも連綿と使われてきており、
時間による安全確認も十分と言えると思います。
 
もう一つの理由は、「弱いアルカリ性」という性質にあります。
酸性とアルカリ性で中和…というと理科の時間に習ったことを思い出しますが、
洗濯やお掃除、お風呂に入れる理由の一つはこの「中和」なんです。

「重曹」の効能

「中和」とは、
酸性のものとアルカリ性のものが合わさって中性になること。
 
洗濯や掃除で落としたい「汚れ」の多くは「酸性」で、
「アルカリ性」である「重曹」で中和されて落としやすくなるのです。
(カルキや水あかなどは「アルカリ性の汚れ」なので、
「酸性」のお酢やレモン水で落とすと良いです。)
 
「美人の湯」たる由縁もここにありまして、
古い角質やあか(酸性)を落としやすくし、
肌のキメを整える作用があります。
(ちなみにもれなく風呂釜の湯あかも落ちやすくなります。)
 
汚れが落ちて、お風呂上がりはすっきり!
ムシムシしてくるこれからの時期にはお風呂(約150-200リットル)に、
30-40g(おおさじ2-3杯程度)の重曹をぜひお試しください^^

 
さて、次回次々回は特別編!
美養品事業部メンバーのお風呂事情をお伝えいたします。
 
どうぞお楽しみに♪

この記事の投稿者

横田(英)

美養品事業部

気に入っている美養品は何といっても「泡石」と「優すくらぶ(ハッカ)」です!両方使えばすっきりさっぱり。汚れていないときは「優すくらぶ」だけ。髭そりにも◎ですよ~。/春夏秋冬、ほぼ毎日自転車乗りです。最近また走った記録をつけ始めました!

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