Vol.186 味わうということ

湯 忠立先生

2017/10/25

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最近の調査で、子供が嫌いなものに「硬い肉」「噛まなければならない肉」が挙がり始めたという記事を目にしました。よく噛まなくても食べられる手軽な料理が好まれているようです。薬膳でも、消化しやすいようにスープや煮込み料理が多いのですが、それとは少し意味が違うのだと思います。「食べる」という行為自体が簡素化されてる、そんな風潮が広まっているのではないでしょうか。ただ空腹感がなくなれば良いといった安易な食生活が増えているような気がします。
 
人は「食べる」ということを通して多くの楽しみを得てきたのではないでしょうか。そして食べることの意味や価値を考えることで、本当に豊かな文化を生み出してきたのではないでしょうか。「味わう」ということを忘れてしまったとき、私たちは殺伐とした生を生きなければならなくなるでしょう。
「食べる」ということ「味わう」ということを、今もう一度見直さなければならないのではないかと思います。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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