Vol.203 大根の上手な食べ方

湯 忠立先生

2018/02/21

いろいろな料理に使えて大変便利な食材である大根ですが、その性質を理解して上手に使いこなせば、私たちの健康に更に役立つことになります。そこでまず、大根と相性の良い組合せを見てみましょう。

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【大根と鮒(フナ)】
大根と鮒の煮込みは、脾の活動を助け、体内の水分を調整する効果があります。乳白色のスープの中に、大根と白身魚の"二白"の食材が浸っている姿は食欲もそそられます。  
【大根と昆布】
昆布にはヨウ素が多く含まれています。大根と昆布を一緒に煮ると"化痰消腫"の効果があり、甲状腺腫の予防に役立ちます。  
【大根と羊肉】
身体を温めて血液の循環を良くする羊肉は冬に最適な食材ですが、食べ過ぎると体内の熱が上昇し過ぎてしまいます。大根を組み合わせることで、その熱を落ち着かせることができます。また脂っこさも取り除くことができます。
 
こんな大根でも食べるときに注意しなければならないことがあります。
● 大根は寒涼の性質なので体を冷やす作用があり、生で食べ過ぎると体の冷えに繋がることがあります。体が冷えてしまうと、胃腸の働きも鈍くなり下痢などにつながる可能性もあります。特に虚寒体質の人は食べすぎないようにしましょう。
● 辛み成分のイソチオシアネートには殺菌作用があり癌の予防効果もありますが、大量に摂取しすぎると、胃が弱い方などは胃痛などにつながることもあります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎の人は気をつけましょう。
● 生の大根と朝鮮人参は相性の良くない食材で、互いの効能を相殺してしまいます。食べても意味がなくなってしまうのはもったいないですね。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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