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「AIRLESS」って何?

内藤

2017/04/13

「AIRLESS(エアレス)」ってご存知でしょうか?

そう、あきゅらいずの「多機能保湿クリーム『秀(しゅう)くりーむ』」

使用されている容器の名称です。

今回はこのエアレス容器について、工場見学が趣味の現場監督・内藤がご紹介します。


まずは、エアレス容器の概要をお話しましょう。

この容器は、その名の通り、「空気がない=外気に触れることがない」ので

密閉性に優れていて、内容物の漏れや酸化、汚染などの

危険性がないのが一番の特長です。

防腐剤をギリギリの状態に抑えている『秀くりーむ』を

最後の最後まで気持ちよく使っていただけるよう、この容器を採用しています。


CR.jpg

画像だと、よく見かける普通のポンプに見えますね。

でも、こだわりの容器なのです。

 


お客様から時折「ポンプのチューブがありません」とお声をいただくことがあります。

まさしく「チューブなし」こそが、エアレス容器なのです。

その仕組みは、ポンプを押すと容器内部の空気が抜けて

内容物が吐出される構造となっています。

つまり、通常のポンプとは異なり、内容物を出した時に空気が入らず、

気密が保たれているため容器底部(ピストン)が上昇していく

という構造なので、内容物を吸い上げるチューブは必要ないのです。


では、この『秀くりーむ』に使用されているエアレス容器は

一体いくつの部品からできていると思われますか?

キャップに、ポンプに、本体に、底部のピストンに、、、4個!?

実際に分解してみました。

こちらです。

airless1.png

1個、2個、3個、、、一目で分かりますね。

シンプルに見える容器ですが、12個もの部品で作られているのです。

『秀くりーむ』容器は時計のような精密機械といえるかもしれません。

なので、使用途中でポンプを開栓したり、落下させたりなどすると

細かな部品の一部が外れたり、破壊される可能性があります。

すると、内容物が出てこない原因となります。

また、ポンプを開栓することで、余分な外気が内部に入り込み

内容物が出にくくなったり、雑菌が混入して安定性が保証できなくなります。


みなさま、『秀くりーむ』のキャップを捨てたりしていないでしょうか?

上の画像の№1が、キャップです。

使う度にキャップを取り外すのは面倒なので、

という理由で使っていないのはNGですよ。

万が一、落としてしまった時にキャップはポンプを守ってくれます。

また、吐出口に雑菌が付着するのを防御してくれます。


取扱いには、ほんの少しだけ気を使っていただけると助かります。



次は、エアレス容器の更なるメリットをお伝えします。

こちらの画像をご覧ください。


airless2.png

ご覧の通り、エアレス容器は壁面やチューブの先が届かない底部分に

内容物が残ることなく最後まで使い切ることができます。

これは、底部のピストンと容器本体の間に隙間がないことを意味しています。

最初に説明をしたエアレス容器の特長である『密閉性』です。


しかし、最後の最後、本当の最後まで使い切る場合は、

内容物が出てこないところまでプッシュする。これが重要なのです!!

中身が残っている状態で開封すると、綿棒でも完璧に取り切るには限界がありますし、

何より部品のところでも説明したように、外気に触れることになります。

せっかくフレッシュな状態で使い続けてきたのに、残念です。

内容物の安定性を守るために、プッシュしきってください。

内容物の安定性を守ることは、私たちのお肌を守ることに繋がります。



ポンプ部分を外してから、綿棒で残っている内容物を取り出してください。

これで完璧です。


airless4.JPG
airless3.JPG

『秀くりーむ』は、しっかり者の「エアレス容器」くんに今日も守られ、

みなさまのお肌に潤いを与えてくれています。



次回は、この容器に関してお客様からよくいただく質問と容器へのこだわりを

熱く語りたいと思います。

 


 

この記事の投稿者

内藤

商品チーム

あきゅの美養品の中で一番のお気に入りは「優すくらぶ」季節や気分に合わせて香りを使い分けています。/趣味は「工場見学」。まだまだのびしろがあると信じて止まない50代。

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