Vol.176 生きた警報装置

湯 忠立先生

2017/08/ 9

昔の炭鉱では、カナリアを入れた鳥かごを持って炭鉱に潜って作業をしていたそうです。その理由は、カナリアは空気の異常に敏感で、有毒ガスが発生したら真っ先に悲鳴を挙げて失神するので、炭工夫たちは異変を察知し、炭鉱の外へと避難できるからなのだそうです。つまりカナリアは「生きた警報装置」というわけなのです。
 
実はこうした警報装置は、誰もが持っているんです。私たちの体内の異常は、必ず何らかの形で外に現れます。ちょっと寒気がする、熱っぽい、肌が荒れてきた・・・こうした微妙な症状は、体内に何かしら異変が起こっている兆しなのです。ですから、カナリアに異常があったら炭工夫たちが身の危険を感じて避難するように、こうした症状が現れたら体内に異常事態が発生したと考えて対応しなければなりません。体調の微妙な変化に絶えず注意していれば、大きな災いを避けることが出来るのです。軽い症状だからと油断していると、身に危険が迫って来ていることを見逃してしまいます。それでは折角の「生きた警報装置」を有効に活用しているとは言えませんね。

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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