Vol.230 唐辛子の効能

湯 忠立先生

2018/08/29

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意外に思われるかもしれませんが、唐辛子にはビタミンA,B2,Eやカリウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。でも、一度に多く食べるというわけにはいきませんね。ですから栄養素の摂取という点ではあまり期待はできません。しかし、カプサイシンという、少量でも私たちの身体に大きな影響を与える成分が含まれているので、唐辛子を食事に上手に取り入れることで、健康増進や病気予防に役立てることができます。
 
カプサイシンが体内に入ると、中枢神経が刺激されアドレナリンの分泌を促します。すると脂肪分解酵素が活性化され、脂肪が燃焼されやすくなります。またエネルギー代謝が活発になるので、血行を良くして全身を温め、コレステロールや老廃物を排出して生活習慣病の予防に役立ちます。更に唾液や胃液の分泌も活発になるので、食欲増進、消化促進の効果もあります。以下、主な効能を挙げてみましょう。
 
● 老化の予防
ビタミンB2には糖の代謝を促進させる働きがあり、ビタミンEは血液の流れを良くする作用があります。カプサイシンと両者の組み合わせで生活習慣病を予防し、老化を抑える効果が期待できます。
● 冷え性改善
血行が良くなることによって手足の先まで血液が届けられ、冷え症を改善することができます。
● 食欲増進・便秘解消
カプサイシンは消化液の分泌を促進させるだけでなく、腸の蠕動運動も活発にするので、老廃物もスムースに排出され、便秘も解消、食欲も増して体力増強に役立ちます。
● 美容効果
体内のホルモン分泌が活発になることで、皮膚の新陳代謝も促進されます。抗酸化作用のあるビタミンA(βカロテン)とビタミンEが組み合わされ、肌を若々しく保つことができます。
 
この他にも、ダイエットや疲労回復、咽喉や肺など呼吸器系統の保護といった効能も期待できます。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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