Vol.266 免疫力30

湯 忠立先生

2019/05/ 8

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漢方薬を処方する場合、生薬同士の相性をいくつかのパターンに分類して組み合わせます。これを応用して薬膳でも食材同士を以下のような組み合わせで考えていきます。
 
●相須(そうす)
性質の似たもの同士の組み合わせです。互いに協力し合うことによって効果が大きくなります。鶏肉と山芋の組み合わせで滋養強壮の作用が大きくなるなどがその例です。
●相使(そうし)
一つの食材の効能を高めるために別の食材を補助的に使う組み合わせです。例えば、冬瓜は水液代謝を活発にする効能がありますが、これに脾胃の働きを助ける小豆を組み合わせることで、冬瓜の作用を高めることができます。
●相畏(そうい)
食材のもつ副作用を減らしたり無くしたりするために、別の食材を組み合わせます。例えば、強い寒の性質の蟹に熱の食材である生姜を組み合わせることで、寒の性質を和らげることができます。
●相悪(そうお)
一つの食材が他の食材の効能を減らしたり無くしたりする組み合わせです。例えば、朝鮮人参は強い補気の作用がありますが、大根を組み合わせるとその効果が弱くなってしまいます。
●相反(そうはん)
組み合わせると毒性が生じてしまうものです。柿とお茶、サツマイモと卵、ネギと蜂蜜などの例があります。
 
薬膳では基本的に相須・相使・相畏を活用し、相悪・相反は避けるようにしています。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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