サワディカ!
このたび「男の本音調べ隊」に入隊した、トミーです。
南国育ちですが、クーラーがないとヘタレます。
「広報ブログ」の方でも記事を書かせていただいていましたので、そちらの方と合わせてどうかよろしくお願いします。
立命館アジア太平洋大学在学中より、アートプロジェクトに携わり始めた林さん。アートに関わる仕事をしている男性の眼には、すっぴんしている女性、メイクしている女性はどのように映るのでしょうか?興味津々でお話を伺ってきました。2回に分けて連載します。

林曉甫さん(29)
すっぴんは女性が自分だけに見せてくれる、プライベートな姿
トミー:林さんの「すっぴん」のイメージや定義はどんなのでしょう?
林:自分の彼女なら、寝起きの顔とか。それが化粧水やクリームを付けて寝ているのかいないのか分らないけれど、「すっぴん」はプライベート(私的)、「メイク」はパブリック(公的)な状態のように思います。
トミー:お仕事や取材のパブリックの現場に女性がすっぴんで現れたらどう思われますか?
林:アート関係の現場で、ノーメイクの女性に会うこともしばしばあります。制作に没入していたりすると、毎日メイクする気にならない人もいるのかもしれません。ただ、自分の中ではそれは「すっぴん」とは思わないんです。うまく言えないんですが、人前でもメイクをしないという選択をしたのであれば、それは「すっぴん」ではなく、あくまで僕が勝手に思ってる「すっぴん」とは、寝起きの顔のようにメイクをしていないことに加えてパーソナル(個人的)な関係の上に成り立つものな気がします。
トミー:なるほど。同じお化粧をしていない顔でも、理由があってそうしているなら「ノーメイク」、無防備なプライベートの姿なら「すっぴん」となるわけですね。
林:はい、そうですね。友人に精神科医をしている女性がいて、面白い話を聞きました。病院に行った初日に、「メイクして仕事に来るならどんなに忙しくても必ずメイクをして来い。もしくは、仕事場にメイクをして来るな」と言われたそうです。メイクの有無がバラバラだと、患者さんに影響を与えてしまうそうです。例えば「今日の先生のメイクは決まってるから、恋をしているんじゃないか」とか「今日はノーメイクでやる気がないのかな」とか、「いつもの先生と違う」ことで、患者さんに不安感を与えてしまうそうです。

元中部電力変電所を、映画スタジオにした作品で、林さんはプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトに参加。
トミー:そのお話を聞いて、私も子どもの頃は母親が授業参観などで母親がメイクをして「女」に変わるのがとても嫌だったことを思い出しました。もちろん今は、全くそんなことは思わないですけれど
林:ああ、分かります。僕も保育園の時に、母親が仕事帰りに迎えに来てくれた時、母親の髪型が変わってるのを見て、大泣きしたのを覚えています(笑)。母親だと思わなかったんでしょうか。
トミー:それじゃ、お付き合いしている女性がイメチェンするのは嫌ですか?
林:嫌ではありません、むしろ二人で会ったときに、普段とは違うメイクでイメチェンされるとそのギャップにドキドキします。普段はそんなに派手じゃないのにたまに華やかだと、勝手にそこに何かメッセージがあるんじゃないかと考えてします。そういう男性って結構多い気がします。
トミー:あはは。ガールフレンドと一緒にショッピングに行ったら、買い物にリクエストを出すことはありますか?
林:普段、彼女が着ないようなものを勝手に勧めたりしますね。例えば、普段わりとナチュラル系のファッションの女性だったら、ヴィヴィッドなカラーを勧めてみる。多分、役に立つアドバイスにはなってないと思うけど(笑)
トミー:それは女性にとっては、嬉しい。
TO BE CONTINUED・・・・・・9月26日(金)掲載予定の2/2回目「
年を重ねていくことに対しての美しさ」することの美しさはもっと評価されるべき」に続きます。