今では世界中で様々な大根が栽培されていますが、日本でも青首大根、白首大根、三浦大根、練馬大根、桜島大根、聖護院大根、二十日大根、紅大根など100種類以上があるといわれています。多くは各地で品種改良して作られた地大根で、亀戸、守口といった地名がつけられています。
中国にも、大きさや形、色などの違うさまざまな種類の大根があります。中国語で大根は「萝卜」といいますが、「白萝卜」は白い皮、「青萝卜」は青い皮といったように、それぞれの特徴で呼ばれています。
「心里美」はそのまま訳すと「心の中が美しい」という意味ですが、実はこれも大根の名前の一つです。外側は小ぶりの青首大根ようですが中は鮮やかな紅色をしていて甘みが強く、そのまま生でも食べられます。おめでたい色合いなので、お祝いの時にもよく使われています。
このように中国では可愛い名前を持つ大根もいろいろあるので、中国に行った際には是非食べ比べてみてください。
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