Vol.140 心と身体

湯 忠立先生

2016/11/ 9

ストレスが溜まると身体に不調をきたすということは、今では誰でも知っていることでしょう。
でもこうした考え方は、現代医学において近年ようやく認められるようになったのです。
 
近代科学は、身体と心は別々の存在だとして、客観的に判断できない精神や感情は科学的でないと考え、具体的に測定できる身体に関しての研究によって発展してきました。
医療技術の進歩は多くの成果を生み出しましたが、人間の身体を物質的に分析して「病気の体系」を作り上げた結果、そこから漏れてしまう多くの問題(いわゆる現代病とよばれるもの)は解決不可能になってしまいました。

そこであらためて、心と身体の関係が注目されるようになったのです。
中国医学をはじめ東洋の哲学は、古来、心と身体は密接に関係している、一つながりのものだと考えてきました。

そして身体の不調と心の状態を観察して、その関係を明らかにしてきたのです。
それは、ストレスなど心の状態が病気の原因になりうるという負の面だけでなく、心の状態によって健康を維持させることができることも示しました。
 
これが中国医学の養生法として今日まで受け継がれているのです。

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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