Vol.179 薬食同源

湯 忠立先生

2017/09/ 6

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誰でも、食事をすることと薬を飲むことは別のことだと思っていますよね。確かに食事は毎日の習慣ですし、元気な時は薬は飲まないでしょう。でもこの二つ、私たちの身体にとっては同じ働きをしていると言ったら不思議に思われるでしょうか?

では何故毎日食事をとるかというと、私たちの活動のエネルギーを補充して健康を維持するためですね。そして薬を飲むのは病気の治療や予防のためです。つまり両方とも私たちが日々元気に過ごせるためのものと考えると、その目的は同じということになります。ところが、例えば熱があるときは解熱の薬を飲み、頭が痛いときは痛み止めの薬を飲むように、薬は目的に合わせて飲みますが、食事は何を目的にするか考えないで食べてしまうことが多いのではないでしょうか。ここが問題なんですね。
 
中国に「薬食同源」という言葉があります。薬も食事も実は同じものだという考え方です。ですから食事も薬を飲むときと同じように、その目的をはっきりさせて食べれば、日々の健康維持や病気の予防に役立つことになるということなのです。こうした考え方から薬膳が生まれてきたのです。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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