Vol.188 体内時計1

湯 忠立先生

2017/11/ 8

今年のノーベル生理学・医学賞は、体内時計を生み出す遺伝子とそのメカニズムを発見したジェフリー・ホール、マイケル・ロスバシュ、マイケル・ヤングの3博士に授与されることになりました。
 
生物に備わっている体内時計の研究は古くから行われていて、夜になると葉を閉じる植物を一日中暗い場所に置く実験では、夜になると同じように葉を閉じることから、こうした活動は光に対する反応ではなく生物に生来備わっている体内時計によるのではないかと考えられていました。3氏の研究によって、体内時計に関係する遺伝子が明らかにされ、これらの遺伝子がどのようにして24時間のリズムを生み出しているのかが明らかにされたのです。

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多くの生物は、自分の中にある体内時計によって、起きる・寝る・食べるといった活動や体内の生理活動がコントロールされています。これは単細胞生物のような原始的な生物にも備わっていることが分かっています。つまり古代からの進化の過程で、生き物たちが生存していくために必要なものとして作られたのだと考えられます。
 
現在の私たち人間は、自分たちが作りだした「時計」による時間に縛られて、体内時計のことを忘れてしまっているのではないでしょうか。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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