Vol.190 体内時計3

湯 忠立先生

2017/11/22

海外旅行に行ったとき時差ボケに悩まされる方も多いでしょう。昼なのにどうも眠い、夜はいつまでも眠れない、更には頭痛、腹痛、便秘など体調を崩してしまうということもありますね。これは実際の時間と体内時計の時間が食い違うために起こってしまうのです。このことは実は大きな問題を孕んでいます。

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「地球が狭くなった」と言われるほどグローバル化した現代では、自然界の昼と夜という感覚が失われてしまっています。世界中で行われているスポーツを生中継でどこでも同時に見ることができ、真夜中でも明るい「不夜城」が至る所にできて昼間と同じように多くの人々がそこで暮らしています。しかしこのような生活パターンを送っている人たちは、高コレステロールや肥満、糖尿病などの問題を抱える確率が高くなる傾向があることが分かっています。さらにある調査では、深夜シフトで働くことにより、ガンや心臓病の発病リスクが高まることも指摘されています。
 
体内時計による体内の活動と、時間に関係なく動き回る外的な活動の不一致は、知らず知らずのうちに私たちの健康を蝕んでいるのです。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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