Vol.196 爆竹のこと

湯 忠立先生

2018/01/ 3

中国の年越しに欠かせないのが爆竹です。旧暦の正月にあたる「春節」には家々で爆竹を鳴らしてその激しい音と共に新旧の年を入れ替えます。

1801bakuchiku.jpg
 
爆竹は中国の特産品で、「爆仗(bao-zhang)」「炮仗(pao-zhang)」「鞭炮(bian-pao)」とも呼ばれます。その起源は古く、2千年以上の歴史があります。節句の日に幸せをもたらすと考えられ、また威勢の良い爆竹を鳴らすことで喜びの気分を高める一種の娯楽として、次第に広範囲に使われるようになりました。品種や種類も増え、節句はもとより結婚、新築、開業などの際は、祝いの意味を込めて派手に爆竹を鳴らすようになりました。
 
ところが近年、こうした風物詩にも変化の様子が見られます。というのも、深刻な大気汚染の悪化に繋がるというので、爆竹に対する規制が強化されているのです。例えば上海では、市内への爆竹の持ち込みや保管が禁止され、購入の際は身分証の提示が必要とされています。こうした規制のため、花火や爆竹の販売量は年々減少しています。環境保護のためとはいえ、爆竹のない正月は何か寂しい気もします。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

湯先生の薬膳コラム最新記事

Vol.227 辛味指数

Vol.227 辛味指数

2018年08月 8日(水)

Vol.226 辛味は味覚じゃない

Vol.226 辛味は味覚じゃない

2018年08月 1日(水)

Vol.225 唐辛子の話2

Vol.225 唐辛子の話2

2018年07月25日(水)

Vol.224 唐辛子の話1

Vol.224 唐辛子の話1

2018年07月18日(水)

ページトップへ
loading
商品をカートに入れました。

【カートに入っている商品はこちらです】

※以前に入れた商品も含まれています。