Vol.249 免疫力13

湯 忠立先生

2019/01/ 9

陰陽のバランスを整えるといっても、具体的にどうすれば良いかが問題ですね。そこで今回は先ず、陰陽の性質についてお話ししましょう。陰陽には、対立と相互依存、消長平衡という大きな二つの特徴があります。
 
対立と相互依存とは、陰と陽は相対する存在(例えば天と地、右と左、上と下、動と静など)ですが、上がなければ下もないし、外側のない内側というのも考えられないように、互いに相手の存在を根拠にしているということです。つまり単独で絶対的な陰、陽というのは存在しないのです。
消長平衡は、陰陽のバランスは常に一定ではなく、一方が増えれば他方が減り、一方が盛んになれば他方が衰えて、しかも全体としては相対的なバランスを保っているということです。例えば季節でいうと、春から夏にかけては陽の気が次第に盛んになり、陰の気は衰えていきます。そして夏至をピークにして陽の気は衰え始め、秋から冬にかけて陰の気が盛り返して、冬至を境にまた陽の気に変わっていくという具合です。こうして一年を通してみると相対的にバランスが保たれているのです。
 
陰と陽は決して固定したものではありません。常に互いに影響を与えながら絶えず微妙に変化しています。逆に言うと、変化するからこそ調整も出来るのです。
 
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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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