Vol.250 免疫力14

湯 忠立先生

2019/01/16

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五臓陰陽
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陰陽の特徴について、もう少しお話ししましょう。一つは陰と陽は相対的なものであって、見方によって変わってくることがあります。例えば、あるグループを男女で分けると、男性が陽で女性が陰になります。しかし同じグループを活動的な人を陽、静かな人を陰と分けることもできます。分け方によって陰陽が変わってしまうのです。陰と陽は互いの対比の中で決められるので、絶対的なものではありません。人体を例に考えてみますと、身体の表面は陽で内側が陰ですが、上半身が陽で下半身が陰、背中が陽で胸・腹が陰、また胸を陽として腹を陰とすることもできます。
 
もう一つは、陰陽は際限なく分けていくことができるという特徴を持っています。一日を例にとると、昼は陽で夜は陰ですが、陽の昼でも午前中は陽で午後は陰、陰の夜も日没から深夜までが陽でその後夜明けまでを陰と分けることができます。そしてそれを更に陰陽に分けることもできるのです。

これも人体でいえば、五臓が陰で六腑が陽となりますが、五臓六腑自体で見ると、臓器そのものが陰でその機能は陽となります。したがって五臓の心・肺・脾・肝・腎にはそれぞれ心陽と心陰・肺陽と肺陰・脾陽と脾陰・肝陽と肝陰・腎陽と腎陰があることになります。
 
陰陽のバランスを整えるには、こうした陰陽の特徴を理解した上で、どの部分の陰または陽が不足しているのかということを見ていかなければなりません。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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