Vol.254 免疫力18

湯 忠立先生

2019/02/13

中医養生学の基本原則の二つ目は、「精神の調養」ということです。中国医学では、心と身体は密接に関係し、人間の精神活動も身体活動の一つと捉えているので、精神・心理の在り方は生理活動に大きな影響を与えていると考えています。

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現代はストレスによる体調不良を訴える人が急増しています。検査しても異常は見つからないのに、確かに症状があるというケースが多く見られますね。近年では現代医学でも、いわゆる心身症の治療が心療内科によって行われるようになりましたが、中国医学では2千年以上前から心と身体の関係に注目し、こうした症状は臓器や器官そのものの異常ではなく、その機能に問題があると考えたのです。前にお話しした陰陽に当てはめると、陰(臓器や器官そのもの)でなく陽(その機能)が衰えていることになります。このように「病気を診るのではなく、病人を診る」という全人的な治療法がとられていたのです。
 

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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