みなさま、お元気でしょうか?
「ものづくりの現場から」の現場監督 内藤です。
台風襲来や秋の長雨による自然災害のニュースを今年はよく耳にしますね。
被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回のテーマですが、、、
何にしようかと色々と考えてみました。
この時季はお肌がゆらぎやすいので、
50代である私のスキンケア方法をお伝えするのはどうかな?とか
考えましたが、やはり、私は「ものづくりの現場から」の現場監督なので
現場なうをお伝えしようと思い立ちました。
スキンケア方法はまたの機会に。
今年の4月から『あきゅらいずファミリー』に仲間入りした
「ものづくりの現場から」の新人、吉岡をものづくりの現場へ順次連れて行っています。
師弟というより親子みたいです。
あきゅらいずのものづくりの現場は大きく分けて以下の5ヶ所あります。
1)自社工場(森のたまごラボラトリー)
『WAZUKA』の全商品や『きのね』の「ヘッドエッセンス」を製造しています。
また、納品された美養品たちの品質確認を行ったり、お客様のお声を再現したり、
新しい商品の開発やリニューアルも行ったりしています。


2)委託工場
『美養品』は全て委託工場で製造されています。
3)独自の原料の製造工場
「草根木皮たまりエキス」やWAZUKAの「精油」などあきゅらいず独自の原料が製造されています。
こちらは、「草根木皮たまりエキス」の現場写真です。


4)資材(容器や箱など)の製造工場
化粧箱、容器、パウチなどが製造されています。
5)第三分析機関
残留農薬や放射性物質など特別な分析やお客様からの不具合のお声に対する分析は
第三機関に依頼しています。

実は、もっとも重要な現場が他にあります。
それは、お客様が持たれている課題を知り、その課題を解決するための商品やサービスを
産み出す現場が私たちのスタートであり、もっとも大切なものづくりの現場となります。
この現場については、新商品の販売時など随時お伝えさせていただいています。
また、1)については前回の
ブログ「生み出す研究室 森のたまごラボラトリー」で
新人の吉岡が語っていたので、今回は2)の現場にて吉岡を教育している内容についてお伝えしたいと思います。
まずは、工場へ行く前から教育は始まります。
【極意①】事前準備はしっかり行うこと!
●最新版の製品仕様書(製造に関する全ての情報がまとめられたもの)の準備
●過去1年に発生した品質不良に関する品質改善措置策の確認
●前回の見学報告書に記されている課題の確認
●美養品に関するお客様のお声の確認
●見学時に邪魔にならないメモ用紙とペン(鉛筆NG)、そして、カメラの準備
毎日立ち入りができる自社工場と比べ、委託工場には年に数回しか立ち入りすることができません。そのため、訪問時には完全なる下調べを要します。4項目目までは、前日までにしっかりと読み込み、確認すべき事項をピックアップしておきます。これが、時間を無駄にしない方法であり、さらなる品質向上へ取り組む道程となります。
そして、現場。
【極意②】プロセスを目に焼きつけること!
前日までにピックアップした確認必要事項をひとつひとつ確認しながら、品質問題が発生しない現場となっているのかを素早くチェックします。このようなチェックは、問題が発生しそうなところを事前に発見することが目的です。事前の検証作業がしっかり行われていれば、次から次へと問題発生なんてことは起こりません。
お客様にあきゅらいずの品質管理方法を間違いなくお伝えできるように、細かな部分の取り組みまで記憶しておくことが必要です。
【極意③】PDCAの高速回転を実践できるように協働すること!
P=Plan D=Do C=Check A=Action。誰もが知っている言葉だと思います。
このサイクルをいかに高速で回転させるかが、高品質な美養品を継続的に製造するために
キーとなります。そのためには取引企業さまとの強い関係づくり、円滑なコミュニケーションができる体制づくりを日々行います。
【極意④】委託工場の方々へあきゅらいずの想いを熱く伝えること!
ものづくりへの想いを共有し、共感していただかなければ、望む美養品は作れません。
そのためにも、あきゅらいずの代表として美養品に託す想いを自分の言葉で語ります。
私はかなり熱く語るタイプですが、委託工場の上層部はもとより、現場のパートさんにも
話しかけて想いを伝えるようにしています。
最後に。
【極意⑤】記録に残すこと!
品質管理と記録は切っても切り離せない関係にあります。
「記録」は、見学してきたこと、確認したこと、話し合って決定したことなど結果を記すものであり、
問題がなかったとしても、『問題なし』と残さなければなりません。「記録がなければ、たとえ実行していても何もしていなかったことと同じ」なのです。後から見直しても証拠として残っていなければならないので、修正が可能な鉛筆を使用することは認められません。事前準備のところで「ペン(鉛筆NG)」と記載したのは、この理由からです。製造エリアに鉛筆を持ち込みOKの会社さんは未だかつて出会ったことがありません。
まだまだ他にも品質管理のための極意はあります。
大学を卒業以来30年強を品質畑で過ごしてきた私には、数多くの経験があり、先輩方から教えていただいた現場の知識を持っています。50歳を越えた今、これらの経験や知識を若い世代の人たちに伝えられる機会を持っていることが本当に幸せだと感じています。
以下は、HPに掲載されている【あきゅらいずの品質管理ポリシー】です。

美養品「きほんのセレクト」である3ステップを製造してくださっている工場での研修を終えた吉岡は、ものづくりの現場の虜になっていました。目をキラキラと輝かせ、30年前の自分を見ているようで嬉しくなります。
品質管理に携わる「ものづくりの現場から」メンバーは、「信頼できる」美養品をお客様に提供できるように日々精進しております。