おうちで使っているこのミルクパン。
次にこのサイズのお鍋を新調するときは、コレと決めていました。
ご存じの方も多い、日本人のプロダクトデザイナー柳宗理さんのお鍋です。
本や雑誌、店頭で柳さんのプロダクト品を見かける度に憧れていました。
その洗練された佇まい。そして、見た目だけでなく機能性の素晴らしさを評されているのも気になって、ずっと使ってみたいと思っていました。
一人暮らしなのでこの大きさが丁度いい。
茹でたり、煮たり、お味噌汁やココアなどなど、こちらのミルクパンで作ります。
しかも温めた飲み物をカップに注ぐ時、一滴もこぼれずに注ぐことができる潔さ。
そしてこちらのフライパン。
ずっと習っていたピアノを高校卒業と同時に辞めるとき、
お世話になっていたピアノの先生にいただいたのが、同じシリーズの鉄器の小さなフライパン。
さきほどのミルクパンと蓋の大きさが同じなので、どちらにも使える機能性も美しいのです。
いただいた時の手紙に、
「このフライパンで焼くとソーセージも目玉焼きもなんでも美味しいのよ。
我が家では朝食のときに、このままポンっとテーブルへ出しています」
と書かれていました。
シンプルで上品で、長く使えるいいものを大切にする先生。その感性も好きで、憧れていました。
いただいて以来、何度か引っ越しをしたけれどずっと大切にしているフライパン。
何年経っても飽きがこないもの。
大好きな先生からいただいたという想い出も一緒に詰まっているので、より一層大切に思えます。
このふたつ、これからもわたしの台所にはいるんだろうな。
柳さんのキッチンウェアにはボウルや片手鍋などもあります。
中には食器やカトラリーといったテーブルウェアも。
カトラリーは一目で柳さんシリーズだと分かる、特徴的なカタチをしています。
http://www.yanagi-support.jp/catalog/09.html
お店で見かけると、すぐに柳さんのシリーズだとわかります。
なかなか買い替えをしないキッチンウェアだからこそ、シンプルだけど長く使えるものを選びたいですね。
今回はミルクパンとフライパンのお話でしたが、これからも私のキッチンからお届けいたします。