「あたまのツボ」をプラスして「あきゅ式シンプルヘッドスパ」をパワーアップ!

みやうち

2017/09/ 1

この夏、自分たちで効果を実感◎した「あきゅ式シンプルヘッドスパ」。洗髪にオイルクレンジングとヘッドマッサージを加えたヘアケアの方法ですが、さらに!そのヘッドマッサージに「ツボを意識したマッサージ」をプラスしてパワーアップ!!頭皮だけではない、体全体も心地よいヘッドマッサージはいかがでしょうか。
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「あきゅ式シンプルヘッドスパ」の実践レポート(2017.7.7掲載)

頭にあるツボは、頭痛や眼の疲れ、肩こりなど、主に頭部に起因する不調の改善につながります。体全体の巡りを良くして、むくみ、くすみを改善したり、薄毛や抜け毛の予防、リフトアップが期待できるツボもあります。
 
ところが、頭部だけでも100近いツボがあって、複雑に関係しながらいろいろな効果を持っているので、正確に覚えようとするととても難しい。そこで、その場所をだいたい把握して、意識しながらマッサージしてみたら?、、実は、それだけでも、とても心地よいマッサージになるのです。
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ツボは「経絡(けいらく)」という線の上に並んでいます。よく「駅」と「線路」の関係にたとえられるのですが、線路に沿って進めば必ず駅を通るように、経絡を辿ると必ずツボを通り、線路に上り線と下り線があるように、経絡にも流れの方向があります。
 
この経絡の流れの方向が、実は大切。症状に対応する特定のツボを刺激するだけではなく、経絡の方向に沿って流すようにマッサージした方が、どうやら効き目があるようなのです。
 
そんな経絡が、頭部には3つあります。側頭部から後頭部にかけて左右1対、おでこから首の後ろにかけて左右1対、頭頂部の真ん中に1本。合わせて5本、3つの経絡が、頭のツボをつないでいます。
 
その3つの経絡の位置と流れの方向を整理してみました。
 
その1:側頭部(目尻〜こめかみ〜首筋)
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(左右対称に位置します。矢印が経絡の流れの方向)
 
側頭部を行ったり来たり、振り子のように進む経絡。「瞳子髎(どうしりょう)」という目尻にあるツボから耳の前へ、こめかみの生え際から耳の後ろへ回り込み、「完骨(かんこつ)」で折り返したら、側頭部の上の方を往復して「風池(ふうち)」へ。さらに肩を経由して体の側面を通り、足の方までつながって行く経絡です。
 
側頭部には、側頭筋というあごを動かす筋肉があります。ものを食べたり話をしたり、休みなく働いているので、いつも凝っている。その側頭筋をほぐしながら、流れの方向に従って順番にマッサージしてみてください。上図の、名前を図示したツボは人差し指や中指でゆっくり押さえながら、その間ので示された部分は5本の指で頭部を持つように、流れの方向に少しずつずらしながらマッサージします。
 
その2:頭部中央(目頭〜おでこ〜首筋)
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(左右対称に位置します。矢印が経絡の流れの方向)
 
目頭にある「睛明(せいめい)」から眉根の「攅竹(さんちく)」を通り、まっすぐ上がって髪の生え際にある「眉衝(びしょう)」へ。そこから指の幅2本分ほど外側の「曲差(きょくさ)」に曲がって、あとはまっすぐ頭頂の両脇を首の付け根にある「天柱(てんちゅう)」へ。そのまま背中を通って足の裏に至る経絡です。
 
頭部に起因する症状の中でも鼻の不調に対応するツボが多く、首や肩の凝り、倦怠感、抜け毛の予防に効くツボもあります。顔にあるツボは人差し指や中指でゆっくり押さえながら、「曲差」から「天柱」までいろいろなツボがあるので、5本の指で頭頂部の両脇を左右に割るような感じで、に沿って少しずつ動かしながらマッサージしてみてください。
 
その3:頭頂の中心線(後頭部〜おでこ)
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体の中心線に沿って、背中、首、頭頂部の「百会」(ひゃくえ)を通って鼻の方までつながる経絡。万能のツボといわれる「百会」を中心に、後頭部にかけて首や肩の凝り、全身の倦怠感、脱毛予防など、前方には鼻や眼の不調、顔のむくみなどを改善するツボがあります。この経絡には流れの方向はないので、左右の指を組み合わせ、頭頂の中心線に沿って行ったり来たりしながら、ゆっくり押したり緩めたり、マッサージしてみてください。
 
§  §  §
 
適切なツボを押すと体の中で不調だったところが動くのを感じる。そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ツボや経絡は、体内の分泌物質が流れる血管、リンパ系、神経、筋肉の位置や方向と一致し、疼痛の諸症状や内臓反射との関連が実証されて、現代の医学でも治療効果が認められています。
 
また、ツボはすべてがつながり合って全身を巡っています。頭痛や肩こりと、顔のむくみやリフトアップは別の問題ではありません。ツボや経絡の流れを意識しながら、血行を良くしたり、凝りをほぐしたり、頭皮はもちろん、頭や顔、肩から全身の滞りを流すような気持ちでマッサージをしてみて下さい。
 
最後にひとつ要注意!
ツボは、刺激が強すぎると疲れてしまうのでご注意ください。適度に、「ちょうど気持ち良い」くらいの軽いタッチで、ゆっくり、じんわりマッサージするのが良さそうです。
 
時間に余裕がある日の「あきゅ式シンプルヘッドスパ」は、さらに丁寧に、髪も頭皮も、体調や気持ちもすこやかにする「シンプル・ツボマッサージ」を、ぜひ加えてみて下さい。
 
※参考文献:「ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・兪穴単語集」株式会社NTS刊
☆「きのね かっさ」に付いて来る「かっさ読本」にも、顔や頭のツボのことが紹介されています。
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みやうち

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洗顔〜アフターシェーブの「優すくらぶ」が、やみつき。

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