東洋医学的暮らし方
Vol.10 春眠暁を覚えず

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生
2014/03/19
日本にも「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、春は何となく頭がボーっとする季節ですね。
中国では『春困』と呼んでいますが、これは病気というわけではありません。
季節の変化によって生じる正常な生理反応といってよいでしょう。

冬の間は皮膚の毛細血管も収縮していますが、春、暖かくなるにつれて血管や毛穴が広がって全身への血液の流れが増加します。
そのため脳に送られる血液量が減って、何となく頭がボーっとする原因となるのです。
『春困』は病気ではありませんが、仕事や勉強には影響しますので、
対応策が必要です。
先ず、睡眠を充分にとること。
成人なら6~8時間は睡眠時間を確保しましょう。
朝起きたら、冷たい水で顔を洗って皮膚や大脳を刺激します。
また、頭部をブラシで繰り返し梳くのも脳の血液循環を良くする効果があります。
「太陽(目尻の外側、指の幅1本分のところにある窪み)」というツボを刺激するマッサージも良いでしょう。
適度に日にあたるのも『春困』解消に有効です。
もちろん薬膳でしっかり栄養補給することも忘れないようにしましょう!
中国では『春困』と呼んでいますが、これは病気というわけではありません。
季節の変化によって生じる正常な生理反応といってよいでしょう。

冬の間は皮膚の毛細血管も収縮していますが、春、暖かくなるにつれて血管や毛穴が広がって全身への血液の流れが増加します。
そのため脳に送られる血液量が減って、何となく頭がボーっとする原因となるのです。
『春困』は病気ではありませんが、仕事や勉強には影響しますので、
対応策が必要です。
先ず、睡眠を充分にとること。
成人なら6~8時間は睡眠時間を確保しましょう。
朝起きたら、冷たい水で顔を洗って皮膚や大脳を刺激します。
また、頭部をブラシで繰り返し梳くのも脳の血液循環を良くする効果があります。
「太陽(目尻の外側、指の幅1本分のところにある窪み)」というツボを刺激するマッサージも良いでしょう。
適度に日にあたるのも『春困』解消に有効です。
もちろん薬膳でしっかり栄養補給することも忘れないようにしましょう!

この記事の投稿者
薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生
中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。