トウモロコシを食べるとしたら、焼くか煮るのが一般的ですね。
他にはサラダやラーメンに入れたりコーンスープにするといったところでしょうか。
でも本当は甘味があってどんな料理にも使える素晴らしい食材。
しかも栄養価が高く、ドイツの栄養保健協会では「最高の主食」と太鼓判を押しているくらいです。
トウモロコシには、炭水化物、タンパク質、脂肪のほか、カロチンやビタミンB2(リボフラビン)などが豊富に含まれています。
ビタミンは、米や小麦の5~10倍という研究結果も発表されています。
またカロチンは体内に吸収されるとビタミンAに転化して抗癌作用を発揮します。
老化防止に効果があるとされる栄養素は50種ほどありますが、トウモロコシはカルシウムやセルロース、マグネシウム、セレン、ビタミンEなど特に主要な7種を含んでいます。
トウモロコシの脂肪に含まれるビタミンEはコレステロールを抑え、高血圧を予防し、狭心症や細胞の老化を防ぐ作用があり、また血管の硬化を防ぐ働きもあります。
カルシウムは、100g中に300mg含まれ、これは乳製品とほぼ同じで、豊富なカルシウムは血圧を下げる作用があります。
セルロースは癌物質やその他の毒物の排出を促進します。
中米に世界で有数の長寿村があって、そこに住むインディアンは高血圧の人がほとんどいません。
彼らの主食がトウモロコシです。
日本に比べたら豊かとはいえない地域ですが、トウモロコシを育てて一年中それを食べているので、お年寄りたちも病気にならず元気で長生きしていられるのです。
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