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Vol.79 立秋

湯 忠立先生

2015/08/ 5

毎年8月8日頃、暦の上では秋になります。二十四節気の「立秋」です。といっても日中の残暑はまだまだ厳しく、1年を通して最も暑い時季ですよね。それでも空には夏の代名詞である入道雲に代わって、秋の空に多く見掛けるいわし雲やうろこ雲が見られるようになります。暑中見舞いが残暑見舞いに変わるのも、この日からです。
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この時季の養生法として「立秋養生八字訣」があります。潤燥・補肺・養陰・多酸を心掛けると良いというものです。そしてそれぞれに適した食材として以下のものを挙げています。
 
潤燥:秋は乾燥の季節なので、体内を潤すレンコン。
補肺:五行で秋に対応する肺の働きを助ける杏仁。
養陰:陰を補う蜂蜜。
多酸:収斂作用のある酸味の食物、ブドウ。
 
立秋が過ぎたら、こうした食べ物を摂るようにしましょう。
 

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。