東洋医学的暮らし方
Vol.96 冬至

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生
2015/12/ 2
一年で最も昼の時間が短い「冬至」は、大きな転換点として古くから重要な日とされてきました。
陰陽学説では、陰の気が絶頂を迎え、この日を境に陽気が少しずつ芽生えてくるとしています。新しい年が始まるという感覚もあり、以前はこの日から新年が始まるとする暦もありました。

陰陽学説では、陰の気が絶頂を迎え、この日を境に陽気が少しずつ芽生えてくるとしています。新しい年が始まるという感覚もあり、以前はこの日から新年が始まるとする暦もありました。

中国の民間に、冬至から9日ずつを1単位として一九、二九、三九・・・と九九まで数える数え歌があります。三九はちょうど「寒」に当たり、一年で最も寒いときなので「冷在三九」という言葉もあります。そして少しずつ木々が芽吹き、燕が飛来し、九九になって畑を耕し始めるのです。
最近は多くの面で季節感が失われていますが、寒さに耐えながら季節の移り変わり、その変化を楽しんでいくというのも、大自然のサイクルに適した養生生活として大切なことだと思います。

この記事の投稿者
薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生
中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。