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Vol.115 五香粉

湯 忠立先生

2016/04/27

七味唐辛子が日本を代表する香辛料なら、五香粉が中国の代表といってよいでしょう。
五香粉は、桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、陳皮のほか、ウイキョウ(フェンネル)、花椒、八角などを使います。

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「五」というのは数が多いという意味で、必ずしも5種類というわけではありません。
五香粉の役割は、料理の味を調えることは勿論ですが、食物の毒性や副作用を消したり、食物の持つ効能を目的の臓器に導いたりすることにあります。

薬膳全体の中でも欠くことの出来ない存在なのです。
中国料理の炒め物や肉料理にはなくてはならないものですが、他にも工夫次第で様々な使い方ができます。

こうした香辛料を上手に使いこなすことも、薬膳では大切だと考えているのです。

 

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。