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Vol.116 3つの原因

湯 忠立先生

2016/05/ 4

これからの時季は、なんとなく気怠いといった“不定愁訴”が出やすい時期です。病院で検査しても異常が見つからないというケースも多いと思います。疲れやストレス、加齢によるものと片付けてしまうことも多いでしょう。

今から千年ほど前、宋の陳無択は三因学説を唱えて中国医学発展に大きな影響を与えました。
三因学説では病気の原因を

外因:気候の変化など外部の影響を受けることによるもの。
内因:心理や情緒によるもの。
不内外因:過労や飲食・生活の乱れ、怪我などによるもの。

この三つに分けて、その対処法を詳しく説明しています。

具合が悪くなったら先ず、なぜそうなったのかを考えることが大事です。
いつ、何をしたら、あるいは何をしなかったら、どんな風になったか。
自分の体を知ることで、病気の原因も判断できるでしょう。

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。