Vol.105あたりまえに

湯 忠立先生

2016/02/10

中国の唐の時代に白楽天という詩人がいました。
この人は、詩を書くだけでなく、いろいろな修行をしたことでも知られています。
 
その白楽天がある時、仙人のような素晴らしい人がいるという噂を聞いて訪ねていきました。
そして「人間が生きていく中で一番大切なことは何でしょう?」と尋ねました。

するとその老人は「良いことをして、悪いことをしない。それが一番大事なことだ。」と答えました。
白楽天は思わず「そんなあたりまえなことは3歳の子供だって分かっている。」と呟きました。
老人は「3歳の子供でも分かっていることを、60歳過ぎても出来ていないのじゃないかな。」と言います。

白楽天は、その言葉にハタと気がついて、それから更に修行を重ねたということです。
あたりまえのことをあたりまえにする。それが本当は一番難しいのかも知れません。

例えば、食事は腹八分目が良いと分かっていても、ついつい食べ過ぎてしまう。
体に良いと分かっていても、嫌いなものはどうしても避けてしまう・・・。

食事一つとっても、あたりまえのことって、なかなか出来ませんね。せめて週に一度、薬膳ランチを美味しく召し上がっていただければ、少しは「あたりまえ」に近づけるかもしれませんよ。

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※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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