Vol.245 免疫力9

湯 忠立先生

2018/12/12

ここで一度、免疫力について整理しておきましょう。
 
中国医学には、「正気」と「邪気」という免疫システムに似た発想がありました。そして「正気」を強くすることが免疫力を高めることなのだとお話ししました。さらに、「正気」には陰と陽があり、陰と陽が正常なバランスを保っているとき「正気」も力強く活動しているのでした。したがって免疫力を高めるには、不足している陰または陽を補うことで「正気」を正常な状態に戻すことが必要だとお話ししました。ただし、不足しているものは人によって違うので、その人に合ったものを補わなければなりません。
 
以上が前回までのお話しでした。では、具体的に、何をどう補えばよいかということになりますね。ここからは、陰陽のバランスということを考えながら、その点についてお話ししていきましょう。
 
皆さんはバランスが整っているというと、弥次郎兵衛のようなバランス人形が前後左右、どちらにも傾かないでジッとしている状態を思い浮かべるかもしれませんが、実際には私たちの体の中は絶えず活動が続いていてます。つまり動態的な平衡状態が、バランスが整うということなのです。譬えば高速で回っている独楽が動いていないように見える、そんな状態だと考えてください。独楽もその回転が遅くなるとバランスが崩れて倒れてしまいますね。動きが活発な時は安定していられます。私たちの体内も同じで、活動がバランス良く活発な時は健康状態を維持できるのです。

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この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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