Vol.246 免疫力10

湯 忠立先生

2018/12/19

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バランス人形が揺れながら何とかバランスを保っている様子をイメージしてください。ある力が働くとそれに対抗する力が作用して倒れないように支えます。私たちの体内でも、常に同じようなことが起こっているのです。外部から何らかの影響を受けると、体内ではそれに対応する力が働いて揺れを抑えようとします。
 
微妙に揺れている状態、これを中国医学では「未病」と呼んでいます。揺れが大きくなって支えきれなくなったときが、病気の状態です。この未病という考え方がとても重要です。普段、身体に特に違和感や症状がないと、自分は健康なのだと思ってしまいますが、実は私たちの体内では常に揺れを抑え、バランスを保とうという努力が続いています。ですから私たちはいつでも未病、つまり病気予備軍の状態にいるとも言えるわけです。
ここで問題なのは、病気と未病の境目は誰でも皆同じというわけではないということです。バランス人形でも、少しの揺れで倒れてしまうものと、多少バランスが崩れても何とか持ちこたえるものがありますね。私たち人間の場合も、例えば多少の気温の変化で風邪をひいたり、体調を崩してしまう人と、そうでない人がいます。この違いこそが正気(免疫力)の差なのです。
 

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修:湯 忠立(たん ぞんり)先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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