春の苦味は体に美味しい~体の声に素直になってみる!~

しんじょう

2014/04/22

七十二候で、今日は葭始生(あしはじめてしょうず)。
 
三鷹では、先日より春雨がしとしと降り、恵みの雨となりました。
日増しに暖かくなり、グングンと植物が元気になってきましたね!
 
この時期には、若草色の「ふきのとう」を懐かしく思い出します。
小学生の頃、帰り道の山の斜面に、隠れるようにして生えているふきのとう達を探しました。

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花がまだ咲いてない、小さな蕾を探すのが、かくれんぼのようで楽しくて。ランドセルをほったらかして、友達と長い寄り道をしました。(携帯電話もなかった当時。あまりにも帰りが遅くなって怒られたことも・・・)
 
帰れば、祖母が刻んで、味噌に混ぜ込んでくれます。ただ、その苦味は正直苦手で、もっぱら採る専門。その苦味が、今は懐かしく思い出されます。じゅるりっ!
 
ヨダレついでに、もう一つ!私は、この時期には「木の芽和え」がどうしても食べたくなります。
 
若芽と白味噌を一緒にすり鉢ですった「木の芽味噌」と、茹でたタケノコの薄切りと和えます。美しい緑をいただく、まさに春だけの贅沢な料理。
 
実家の庭には、山椒の木があったので、その葉をとって料理に使っていました。山椒の若芽を摘むのは子どもの仕事で、祖母や母に「ちょっと採ってきて~!」と言われると庭に走ったものでした。
 
味噌の甘さと、木の芽のちょっとしたえぐみがアクセントに。ああ、たまりません・・・!
 
実は春は、体が外にいらないものを出そうとする季節です。(だから実は、吹き出物がでやすくなるのも、体がちゃんと働いている証拠!)苦味は、そのいらないものを外に出すお手伝いをしてくれるのですね。

前回、旬の食材をいただくことが、体にとっても良いと書きましたが、こういった山菜などアクのあるものや、苦味のあるものを、春の食事にとりいれるのも理にかなっているそう。

近くの席に座っている、物知りなスタッフ、ブロッコリー岡部曰く「冬眠から覚めた熊は、一番初めに食べるのがふきのとうだ!」とか。
 
体って、ちゃんとその時期に必要なものを食べたくなるようにできているんですね。頭で献立を考えて、あれを食べなきゃ、これを食べなきゃ、というのも大事ですが、普段から体の声に耳を澄ませてみるのも大事かもしれません。
 
余談ですが、今日「木の芽和え」のことを考えながら出社したら、あきゅらいずの社屋前に山椒の木があるのを見つけました!何よりも強い、食い気アンテナ発動です(笑)
 

この記事の投稿者

しんじょう

すはだトレーナー

「泡石」で洗った後の潤いにビックリして2011年に入社。元々、化粧水がしみる超乾燥肌。そばかす・くすみ・くま・赤み・毛穴のご相談が得意です!入社以来ずっとお肌悩みのご相談を担当。電話、メールを経て、今ではオンライン講座が中心。スキンケアは基本をコツコツ。最近は筋トレもコツコツ。食は、薬膳もとりいれつつ、和食が中心。野菜多め&発酵食の生活を意識。

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