連日、厳しい暑さが続いておりますね。
夏休みまっただ中、普段の炊事に加えてお子様の昼食の
ご用意をされている方も多いのではないでしょうか。
毎日、家族に元気が出るお食事を食べてもらおうと
暑いキッチンでがんばり過ぎてはいませんか?
我が家も、朝食、部活弁当、昼食、夕食と
夏休み中はキッチンに立つ時間が長くなるうえ、
火の熱気と湿気でクラクラしそうです。
実際に台所仕事中に熱中症になる方も少なくないとか。
たまには、簡単に済ませてのんびりしたいものですよね。
火は使いたくないけど、満足感のある食事の時間にしたい!
そんな悩みを一気に解決してくれるドイツの習慣、
夕食に火を使わない『冷たい食事』(kaltes Essen=カルテスエッセン)を
実践してみました。
「これが夕食?」なんて言わないでくださいね。
パン、チーズ、野菜、ピクルス、ハム、ソーセージ、ドライフルーツなどを
テーブルに並べ各自が食べたいものを食べるという方式なのです。
一見朝食のようにも見える『冷たい食事』を夜に摂る習慣は、
「ランチにこってりとした温かい料理をたっぷり食べるから夕食は軽めに」
という食事情が関係しているほか、
「夕食は簡単に済ませて女性を家事から解放してあげる」
という女性就業率の高いドイツならではの理由や
「夕食後はもう寝るだけなんだからそんなに食べなくてもいいんじゃない?」
という健康意識の表れなのだとか。
並べるだけだから準備も数分で終わり、
調理もしないからキッチンの掃除も食器の後片付けもあっという間に完了です。
空いた時間で夜の散歩にでかけたり、
読みかけの本を読んだり、家族でゆったり会話を楽しんだり・・・。
あぁ、夜に時間がたっぷりあるって幸せです。
でも、お肌や体のことを考えたら、冷たいお食事は控えたいところ。
体を冷やさないように、食事に合わせた飲み物として温かいお茶を選んだり、
くるみや松の実などのナッツ類をサラダに入れるなど
ちょっとした工夫をしてバランスをとるといいかもしれません。
たまには夏の夜を楽しむちょっとした手抜きがあってもいいものです。
ぜひぜひ「今日はドイツ式よ~。」と理由をつけて実践してみてくださいね。