あきゅらいず

「更衣(ころもがえ)」はなんだか古典な響き

小山

2023/07/20

衣替え、は「更衣」とも書くのですね。先日クイズ番組で知りました。
考えてみれば「更衣室」、由来は天皇の着替えの役目を持つ女官の職名からとのことで。
そういえば古典の授業で出てきたような...

ここ数年はいつ衣替えをすべきか、季節の変わり目がよくわらからないアップダウンの激しい気候ですね。
もう夏物への衣替えはお済みでしょうか?

衣替えでご不要になった白いコットン素材のお洋服やタオル、お布団カバーやシーツなどございましたら、ぜひお送りください!

たくさんのご参加ありがとうございます!

4月にコットン回収のお知らせをしてから、たくさんの反響をいただきました!

連日お客様から届くお荷物に、担当者一同驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。

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休憩室の机いっぱい!こちらはごく一部です。
お送りいただいたお客様、本当にありがとうございます!

――...あれ?あなたは誰でしょうか?

ティリチェ顔1.jpg「わしか?わしは【tiliche(ティリチェ)】、わしの衣装はつぎはぎの古布でできておる。いわばリサイクルの大先輩じゃな!」

――はあ、それで何の御用で...

ティリチェ顔1.jpg「なに、お前さんたちが古いコットンの回収活動をはじめたときいてな、友人の南さんからリサイクルの達人として色々アドバイスしてやってほしいと頼まれてわざわざメキシコからきたんじゃ!」

――それはありがとうございます。CCFの活動を広めるためにも、ぜひご助力をお願いします。

ティリチェ顔5.jpg「CCF?」

 

――はい。
白いコットン古着や生地を捨ててしまわず新しい紙を作る、というのが、あきゅらいずが協賛している『CCF(サーキュラー コットンファクトリー)』の活動です。

ティリチェ顔2.jpg「ほうほう、なるほど。ところで、回収は順調にすすんどるのか?」

 

――はい!たくさんお送りいただき、わたしたちもびっくりしています!

ティリチェ顔5.jpg「どれどれ、ちょっと見てやろう。......おや!?カラフルな布もあるがこれもリサイクルできるのか?確か白か生成りと聞いていたが...」

――実は、届いたものはぜひ新しい紙に生まれ変わって活躍してほしいのですが、中にはせっかくお送りいただいたのにリサイクルできない、色柄ものやプリントものが含まれていることもしばしばございました...

ティリチェ顔6.jpg「ばっかもーん!!それはきちんと対象条件を伝えてないからじゃ!!改めて説明せい!」

――す、すみません、では改めて!

対象など注意事項のおさらいです☆

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<ワイシャツ>
男性用、女性用、学生用、など、形はどれでも大丈夫ですが、
綿100%、白色無地のもののみが対象です。


<ほかトップス、Tシャツ、シーツ、タオル、端切れ>
綿100%(ポリエステルのみ20%入っていても大丈夫です)が対象です。
色は白か生成りで、プリントはワンポイントなど多少のものはOKです。
プリント面が大きい場合はプリント部分を切り取ってください。
端切れは細かいものでも大丈夫です。


<発送前のお願い>
・洗濯済みでお願いします。シミや落とせない汚れなど多少の汚れは問題ありません。
・回収できないパーツ(襟、ゴム、ボタン、ファスナー、名前などの個人情報)は切り取ってください。
・下着や生理用品は回収できません。

<送付先>
株式会社LIGUNA(リグナ)コットン回収係
〒184-0002 東京都小金井市梶野町5丁目8-26
※送料のご負担をお願いしております。着払いは受付できませんのでご了承ください。


リサイクル対象は綿(コットン)で【白】もしくは【生成り】、プリントは一部(ワンポイントなど)で、
生成り以外の全体に色がついたものや、チェックなど全面に絵柄が入ったものは、残念ながら対象外となってしまい、今回の活動に役立てることができません...
そういった色物や柄物の不要なお洋服はぜひ、お住いの自治体の古着回収や、海外援助団体、衣服リサイクル活動をしているNPO団体へ寄付するなどして、お役立てください!

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「きっと別の活躍の場があるはずじゃ!」

 

 

 

資源の循環に関心を持っていただくことは、大変すばらしいことだと思います。
もったいない、という気持ちは、きっとまだ何か役目があるんじゃないかと考える心があるからこそ、生じることなんでしょうね。
あきゅらいずの協賛しているこの活動は、その「もったいない」から白コットンの新しい活用方法を生み出す新しい取り組みです。
ぜひ、みなさまご協力ください!

教育現場もずいぶん様変わりして、子どもたちはSDGsについて特別なことではなく、あたりまえのこととして考えられるくらい、生活に根づいた世の中になってきました。
資源も環境も、なるべく失うことなく、未来につなげていきたいですね。


――色々ありがとうございました。ところでなんでずっと跳ね回っていらっしゃるんですか?正直落ち着かないです。

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「【tiliche(ティリチェ)】は踊るもんなんじゃ!」

 

――そ、そうですか。


――なんだか騒がしい方がいらっしゃいましたが、
これからもよろしくお願いいたします。

【tiliche(ティリチェ)】...ティリチェ1.jpg
小さな布でできたスーツを着て、ロープハットを被り、マスクで顔を覆っている、メキシコのダンサー(または、その衣装)の名称です。
スペイン語で、価値のない財産や装身具、いわば不用品という意味。元はメキシコのプトラ地区が発祥で、13世紀に登場しました。当時厳しい労働社会で、ぼろ布をたくさんまきつけ、仮面をかぶり素性をわからなくしてパーティに出かけた下層階級の男性だったそうです。
現在はオアハカ州のお祭り「ゲラゲッツア」に登場し、カラフルな布の衣装で飛び跳ねるように踊ります。あとから観光客向けのお祭りとしてそのようなカラフルな衣装になったといわれています。ここに登場したtiliche(ティリチェ)さんはそのモデルとなったダンサーさんをリスペクトしているらしいので、白や生成りの衣装を着ています。


コットン回収活動にご興味のある方はこちら(前回ブログ)もご覧ください

この記事の投稿者

小山

SDGsプロジェクト

お気に入りは「すきんおいる」です。 魚がすきです。

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