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東洋医学的暮らし方

Vol.135 サツマイモ

湯 忠立先生

2016/10/ 5

落ち葉を掃き集めて焚き火をし、芋を放り込んで焼き芋にする・・・
そんな光景は、近頃あまり見られなくなりましたね。

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サツマイモは「土人参」とも呼ばれ、長寿食品の一つといわれています。
四気五味は甘・平、微涼。
体液を充足させて肺や腸の活動を滑らかにし、脾胃の働きを活発にさせるなどのほか抗癌作用もあります。
サツマイモは低カロリー、低脂肪食品で、炭水化物が脂肪に変わるのを抑える働きもあるので、ダイエット効果も期待できます。

ちなみに茶碗一杯の白飯を、サツマイモと米を半々にして炊いたサツマイモご飯にするとカロリーが20kcalほど低くなります。
そしてサツマイモといえば便通効果。
豊富に含まれる食物繊維と、腸内で善玉のビフィズス菌を増やし悪玉のウェルシュ菌を減らす働きによって、腸内環境を整える作用があります。
ただしサツマイモには食欲を増進させる成分も含まれていますので、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

※記事の無断転用は禁じます。

この記事の投稿者

薬膳監修：湯 忠立（たん ぞんり）先生

中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は東京・吉祥寺で中国医学整体院を営む。

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