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出張相棒のトミーよりバトンタッチされました、ミッキーです。
昔、あきゅらいずの最寄り駅・武蔵境駅にhappy DELIがあり、あきゅらいずの文化祭などでパンの販売をしてくださいました。
東京の本屋さんの天然酵母パンコーナーにいくと、必ずと言っていいほど梶さんの本に出会えます。パン作りのプロ中のプロの方です。
被災地で、パンのイベントを開催したり、パン教室を開けるように講師の育成をしたりと、被災地支援をたくさんしていらっしゃいます。
出張にいく前に、被災地の現状や、梶さんの支援のお話、私たちがどのような支援をすればいいのか、たくさん教えてもらいました。
ありがとうございます!!
陸前高田と仙台はちょっと離れているので、朝6時半にホテルを出てブーーーンと車で移動。
できる限り今被災地はどのようになっているのかを見たかったので、ちょっと遠回りして沿岸部多めの道を通りました。
トミーも言っていたのですが、2日目は特にカーナビで表示される道と実際の道が変わっているところがたくさんあり、津波の威力を感じました。
この日ほどカーナビに頼り過ぎの自分を否め、スマートフォンの偉大さに気づかされた日はありません。
ついに陸前高田市に到着。
生まれて初めて見る大きなベルトコンベアー、圧巻です。
仮設の市庁舎で、戸羽市長とお話させていただきました。
まず私たちが今考えている支援についてお話し、どうしたら被災地のお役に立てるのか相談させていただきました。
戸羽市長からいただいたアドバイスは
◆人と人の繋がりがわかる、気持ちが届く支援が良い
◆風化が怖い、忘れられてないと思うと嬉しい
◆「忘れられていないんだ」と被災地の方はほっとするので、どんどん陸前高田市に来てほしい
◆方言を喋る方は「遠くから来てくれたんだ」と知るきっかけになるのでぜひ方言で話していただきたい
◆寄付するならば、何か目に見えて残るものにして、あきゅらいずのお客様に来てもらえるきっかけにするのもいい
◆企業の強みや得意分野を活かした支援をして、被災地にも企業の将来にも役立つ支援もいい
とのこと。
「企業の強みや得意分野」という点は、盲点でした。
みんなで成長していけたら、最高ですよね!
そして陸前高田市の今についても教えていただきました。
近くの山を削り、削ったときに出た土を津波で飲み込まれてしまったところに巨大なベルトコンベアーで運び、土盛りをしています。
山を削ったところにも、土を運んできたところにも、人が住めるようになっていきます。
陸前高田市では5000人以上の人がまだ仮設住宅に住んでいて、早く普通の生活に戻りたいという声を沢山聞くそうです。
ベルトコンベアーを導入することにより、ダンプトラックで土を運ぶよりも速いスピードで工事が進められますが、それでも全ての工事が終わるのは4年半後の予定です。
新しい陸前高田市は、お年寄りも障害をもっている方も住み心地のよい街になるような計画です。
「被災地だから応援してます」という支援はだんだん終わりに近づいていきます。
今は「被災者の自立がテーマ」。
一般の人にも普通に買ってもらえるような商品を作れる体制づくりに日々進んでいるところだそうです。
建物や住民の生活、心のなか。全ての面で、自立できるやさしい街が作られています。
どんどん復興していく陸前高田市の今後、とっても気になります。
忙しい合間をぬって貴重なお時間をくださった戸羽市長、本当にありがとうございました。(右は私、ミッキーです)
その後、奇跡の一本松へ。
途中お醤油屋さん兼カフェがあったので、立ち寄りました。
お土産と、トミーはマスカットサイダー、私は醤油ソフトを購入。
どちらも美味です!
5分ほど歩くと、一本松に会えます。
平日ですが、観光している方が多くいらっしゃいました。
ここが松林だったなんて、信じられません。
震災にあった建物を残しておくことで、当時のことを思い出してしまい辛いと思う方もいらっしゃるとテレビで聞きました。
昨日今日見たもの・聞いたことを胸に刻んで、支援活動やあきゅらいずの仕事を頑張ろうと思いました。
時間がなかったので立ち寄れませんでしたが、食べるところもいっぱいあって美味しいそうです!
温泉もお宿もあります。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
戸羽市長は「震災の本当の話をしよう」「がんぱっぺし! ぺしぺしぺし!」
という本を出版されています。
「震災の本当の話をしよう」は発売された当時、私も読みました。
震災当時のことを深く知ることができます。
最後は、大槌町です。
ひょっこりひょうたん島のモデルになった島があるんですよ。
震災当時のお話、今の生活、たくさん教えていただきました。その報告はまた次回のお楽しみに!