魔法の飲み物?~白湯を飲む習慣をつける~

しんじょう

2014/04/29

霜止出苗(しも やんで なえ いずる)。
 
不安定だったお天気も、少しずつ落ち着いてきました。
まぶしい新緑に、花の香りが混じった風が吹き、思わず鼻歌を歌いたくなります。
良い気候ですね。

s_imgstyle.info_1362M.jpg
 
ところで、突然ですが、皆様が「朝いちばんに口にされる飲み物」は何でしょうか。
 
寝ているだけでも、水分は抜けていきますから、寝起きはのどが渇きます。
特に、段々と暖かくなってくると、なおさら。
体が渇けば、肌も乾きます。朝の水分補給はとても大切です。

さて冒頭の質問に戻ると、お水?お茶?オレンジジュース?はたまた、牛乳?
 
私は、白湯(さゆ)です。
それも、季節関係なく。
 
昔は、お水か牛乳だったのですが、いつしか、白湯をいただくのが習慣となりました。

きっかけは、中医学の授業を受けていた時。
湯先生に「日本のレストランでは必ず氷の入ったお水がでるね。
でも、なんでそんなに冷やすの?体が冷えるよ。
水分補給は、白湯かお茶でするのがいいよ。」と教えくださったからなのです。
 
もともと、冷えやすく、むくみやすさが悩みだった私ですが、
確かに、飲み物にはあまり頓着せず。

冷えは、むくみ、くすみ、くま、と色々な問題とつながります。
先生のお話に、「それもそうだ。」と膝を打ち、
いただく飲み物は、自然と温かいか常温のものが多くなっていきました。


その結果だけではないでしょうし、個人的な感想ですが、
今は、冷えづらくなってきたと感じています。
むくみも減り、胃腸の調子も良くなってきたのは嬉しいことです。

 
 
そんなわけで、私は朝、目が覚めると、まずはやかんにお湯を沸かします。
やかんの先から、白い蒸気があがるまでしっかりと沸かします。
 
そのままだと熱すぎて飲めないので、マグカップに注いでおいて、
先に顔を洗ったり着替えをして、少し冷まします。
 
その一杯をいただくうちに、内臓が上から徐々に温められて、
ゆっくり体が起きてくるような感じが、とても好きです。
 
時々、バタバタしてしまい、そのお白湯をいただく時間さえ
惜しいような気がしてしまう時もあります。
そんな時は「心に余裕がないなぁ。ま、そんな日もあるさ。」と、
自分の気持ちの余裕のバロメータにしています。


 
しかし、「冷たい水」と「熱いお湯」という概念しかなかった時には、
「温かい水(ぬるいお湯?)を飲む」というのは、どうにも解せないことでした。
 
「熱い」か「冷たい」のどちらでもない常温の飲み物って、
どうも中途半端な気がして、好きではなかったのです。
 
書いていて思い出したのですが、大学生の時にアルバイトしていたハンバーガーショップで、
何度か「カップにお湯半分、お水半分ください!」と言われたことがありました。
 アジア系の留学生のお客様だったと記憶しています。
 
お水をください、と言われることはあっても、お水とお湯を両方ください、
と言われたことがなくて、初めはきょとんとした覚えがあります。

そのまま観察するものの、そのお客様は、ぬるいお湯を美味しそうに飲んでいる。
当時の私には、ハテ?と不思議でしたが、今思えば、
自然と冷たいお水を飲まないようにしていたのかもしれません。


でも、考えてみると、冷たい氷のはいったお水も「飲みたいから、飲む」というより、
「出されるから、飲む」というという感じではないでしょうか。

のどが渇いても、そんなに毎回、冷たいお水を飲まなくても良いのですよね。
そう思って見回すと、日本は誠によく、氷で冷やした飲み物がでてきます。


もちろん、冷やした方が美味しい飲み物もあります。
そいういったものは、摂りすぎないようにして、
いただく時は、「心の美養」と考えて、美味しくいただくことにしています。

ですから、外出してお食事の前にお水をいただく時も、
なるべく、氷を抜いていただくか、お白湯をいただくようにしています。

ただ、アルバイトの時に、自分がきょとん、としたことを思い出して、
お店によっては、なんとなく「お薬を飲みたいので・・・」と、
ちょっと言い訳のように理由をつけて、お水とお湯を両方いただくことにしています。
 
別に「お白湯ください。」といっても通じるのでしょうけど、
店員さんに不思議そうな顔で見つめられたら・・・と、小心者な私です(笑)。

この記事の投稿者

しんじょう

すはだトレーナー

「泡石」で洗った後の潤いにビックリして2011年に入社。元々、化粧水がしみる超乾燥肌。そばかす・くすみ・くま・赤み・毛穴のご相談が得意です!入社以来ずっとお肌悩みのご相談を担当。電話、メールを経て、今ではオンライン講座が中心。スキンケアは基本をコツコツ。最近は筋トレもコツコツ。食は、薬膳もとりいれつつ、和食が中心。野菜多め&発酵食の生活を意識。

ページトップへ