2016/08/29
自己流のお手入れをしていらっしゃった林様に3ステップの正しい使い方を体験していただきました。
早速、スキンケアレッスンの開始! まずは『泡石(ほうせき)』の泡立て洗顔からスタートです。
「うわ〜、こんなに細かい泡ができるのね。こんなの初めて!!」と驚く林様。
いつもは泡立てネットを使っているそうで、手の泡立ては初体験。手先が器用な作家さんだからでしょうか、初泡立ての手の動かし方もお上手。なんと一回でこんな泡が立てられました。さすがです!
次は、中指と薬指の2本の指先の腹を使って、やさ〜しくやさ〜しくくるくるします。
「えっ??使うのはこの2本だけ? 指の先だけなんですか? 今まで指全体を使ってました」と、またまた驚く林様。
実は、そういうお客様が多いんです。ほとんどのお客様が指の第2関節あたりを使ってしまうのですが、ここだとお肌に圧がかかりやすいのと、お肌の調子を感じることができないんです。だから、一番力が入りにくい薬指を使うんです。
泡をお肌にのせたら、その泡をお肌と指先で挟むようにして、ゆーっくり丁寧にくるくるします。お肌に直接手が触れないようにするのがポイントです。
「ゆ〜っくり、ゆ〜っくり」を意識して、きめ細かい泡で顔全体を洗い、バシャバシャしないようにやさしく洗い流すと、弾むような驚きの声があがりました。
「いつもと全然違います。洗っただけなのに、すごいしっとりしてる!!」
「触ってみると、何とも言えないやわらかな感触で気持ちがいい〜!! 私、せっかちな性格で、待ち時間のあるような作業って好きじゃなくて。だから、ついつい泡をぐんぐん押し付けて急いで洗っちゃうんですよ。
へ〜〜、こんなに洗顔だけで違うんですね。きちんと教えていただいてよかったわ」と満面の笑み。
次は「優(ゆう)すくらぶ」。林様はゼラニウムの香りが大好きだそうです。
量を確認すると、、、、「いつもはこの半分ぐらいしかつけてないわ」と、中指第一関節より少なめ。
「乾燥やシワが気になる50代ですから、『優すくらぶ』はたっぷり使ってくださいね。私は第2関節分ぐらい多めに使って、デコルテまで伸ばして毎晩使ってますよ」(編集長konomi)
伸ばし方も『泡石』を伸ばすときのように中指と薬指の指の腹でやさしく、とアドバイスすると、
「え〜、こんなにやさしく?? 何だか眠たくなっちゃうわね(笑)」
そのやさしさがいいんです。香りを十分楽しんで、最後はご自分の温かい手のひらでお顔を包み込んであげてください。その時に『浸みこめ、浸みこめ』って心で言ってあげると、より浸透していく感じがするんです。「優すくらぶ」を洗い流して、タオルでやさしく水を吸い取るように拭いた後の第一声は
「さっきまでのお肌と全然違う!! すごくしっとり、もっちりしてる!!」
林様のご指摘通り、『優すくらぶ』はお肌に潤いを与えて整えるステップ。お肌に必要な皮脂をちゃんと残して、そのままでも肌本来が持っている潤いが残るから、しっとり感が続くんです。美養品の中で、いちばんのお気に入りは『優すくらぶ』だとおっしゃる林様。
「たった30秒のせておくだけなのに、流したあと肌が整ったのを感じます。『秀(しゅう)くりーむ』をすぐにつけなくても、しっとりが続いている感覚が気持ちいい!」
林様お気に入りの「秀くりーむ」も、正しいつけ方をお伝えすると「『秀くりーむ』を指先でつけるというのも驚きでした」とのこと。「秀くりーむ」を手に取るときも「やさしく」がポイント。指先に取って、圧をかけずにお肌にのせるような感覚で伸ばしていきます。
林様は、ほうれい線が気になるということだったので、ほうれい線に沿ってやさしく重ねづけしてもらいました。
「こんなに気持ちいいつけ心地だったんですね」。まるで少女のような笑顔で喜ばれる林様に、こちらも嬉しくなりました。
ふだん、ほとんどメイクはしないという林様。それでも溌剌とした印象を出すためにリップは欠かせないそうです。
「長年口紅を使っていたら、色素沈着してきたみたいなんです。あきゅらいずでリップは作ってないんですか?」
との質問が。まさに、グッドタイミング!! 今日は林様に試していただこうと、現在試作を重ねているリップを持参したのです。
早速、お試しいただいたところ、
「わぁ、自然ですね。発色もきつくなくて、唇の縦割れが目立たなくなってしっとり。これ、いつ発売するんですか?」
「......年内には必ず出します! 絶賛商品開発中です」(商品部内藤)
「楽しみにしています」
あきゅらいずスタッフに嬉しい宿題ができました。
「玉粉肌(たまごはだ)」(※当時)の使い方に興味津々の林様。
「付け直しも簡単なんです。ティッシュでオフしてからまた付けてもいいですし、『秀くりーむ』をつけてから『玉粉肌』をのせてもいいですよ」とお伝えすると、少し怪訝そう。
「『玉粉肌』の主成分はデンプン。米デンプンとトウモロコシの粉で作られています。皮脂や汗をきゅっと吸収してくれるので、肌は艶やかに見えるんです。
ですから最初につけてから3時間くらい経った頃が最もお肌が艶っぽくていい感じになるんです」(商品部内藤)
「へ〜〜、そうなの〜〜」と感心しきりの林様。「すぐに、これ注文します(笑)」
そしてもうひとつ、林様が気になると指名したのが、あきゅの屋久島の香りブランド『WAZUKA』(※当時)。
「これ、杉の香りですよね。まるで森にいるみたいですね」
「そのお答え、まさにご名答です。『WAZUKA』は屋久島地杉の間伐材から抽出した精油で、文字通り "わずか" な香りなんです。強すぎず、森に入った時と同じくらいの香りに調整しています。リラックスさせる成分が多く含まれているので、良質の睡眠に導く手助けをしてくれるんですよ」(商品部内藤)。
「今、アトリエの半分を長野に移しているところなんです」
今回取材で訪れた東京のご自宅兼アトリエとは別に、長野県東御市にもアトリエでさらなる創作に意欲を見せる林様。長野県の中でも雪が積もらず、晴れる日の多い地域だそうでなので、ガラス工芸には適していると言います。
「夏は1ヶ月、長野で過ごそうと思っています。『+1(プラスワン)定期便』(※当時)がお得だって聞いたから、長野のアトリエと東京と2箇所で3ステップを常備したいわ」
パソコンがあまり得意でないという林様は、いつも、あきゅらいずの注文はファックスでされているそうです。
「仕事で忙しいと電話をする時間もなかなか取れないし、メール注文は操作が面倒くさくて(笑)。ファックスだったら、仕事の合間や夜でも自分の都合で送っておけるから、便利なんです」
最近はネット注文のお客様が増えてきているので、ファックス(※)ご愛用の貴重なご意見を伺えて、どんなお客様にも対応できるサービスをすることが大事だと改めて感じました。
(※)ファックス注文は終了しています。
林様の描くガラス工芸には、自然のモチーフがふんだんに使われています。植物や昆虫、動物などがたくさん登場しますが、その形の表現や色合いには独特の観察眼を感じます。
「私の描く絵のモチーフは限定されたものじゃなくって、目に見えるものの中からヒントを得ているんです。だからどこへ行く時にもルーペを持ち歩いています。満開の花が咲き乱れていたら、全体像はもちろん感激するけど、花びらや葉のディテールや素材感に惹かれるんです。だからルーペでジーっと見てしまう。夜の散歩にはライト付きのルーペを持って行くんですよ」
ご自身の体やお肌にも、アーティストとしての鋭い目線を向けていらっしゃいます。これからは、さらにあきゅらいずの美養品と密にお付き合いくださることでしょう。
そして最後に。
「50代って、素敵だなって思いませんか? 40 代は家族のことや仕事のことで窮屈な思いもするけれど、50代になると周囲が見えてくるようになるというか。体力的には衰えていきますが、ありのままの自分でいられるように感じます」
実は今回の取材、伺ったあきゅスタッフ2人も50代。「自然体でいること、何よりも衰えに逆らわず、丁寧に生きることで日々が充実しますよね」と3人で深く共感した取材でした。
林様、これからもどこにいらっしゃってもあきゅらいずと共に過ごしてくださいね。
【プロフィール】
林久美子様(57歳)あきゅ歴6年8ヶ月。武蔵野美術大学卒。atelier coo主宰 造形家/テキスタイルデザイン工房、ガラスの器メーカーでの仕事を経て、独立。その後、毎年、銀座松屋を始め国内外での個展、作品展を行う。また、東京メトロの四谷駅、茗荷谷駅、各地の壁面デザイン等も制作。2016年9月6日から銀座松屋(東京都中央区)で個展を開催。
すふふ編集部
編集長(konomi)とお客様窓口メンバーで結成。「全国のすっぴんすはだと笑顔のお客様に逢いに行きます!」がモットー。
取材で日本全国を駆け回り、お客様のすはだの美しさ、生き方、あきゅへの熱い想いを原動力に、Blogと会報誌『すふふ』を制作。