薬膳レシピ
【9月】クーラー冷えのお腹に! 丸ごとピーマンとプレス鶏のアイオリソース添え
2025/03/13
9月だけど、バスや電車やビルの中はクーラーで冷え冷え。知らず知らずのうちに内臓が冷えちゃって、食欲減退、体調不良なんてことはありませんか?
そんな時にはピーマンがおすすめ。
気や血の巡りをよくして、胃腸の働きを整えてくれるので、食欲増進や夏バテ解消に効果的です。夏野菜の中ではめずらしくからだを冷やさないので、冷え症さんにも安心。種もヘタも、ぜ~んぶ食べられちゃう丸焼きでどうぞ。
ブレス鶏(フランスの高級地鶏)ならぬ、プレス(押しつけて焼く)鶏といっしょに、元気の素、にんにくたっぷりのアイオリソースをつけて、さあ、召し上がれ~!
【材料】
鶏胸肉......1枚
ピーマン......6個
塩・胡椒......適宜
<アイオリソース>
にんにく......2片
塩......ふたつまみ
卵黄......1個
レモン汁......小さじ1~2
オリーブ油......180ml
塩・胡椒......適宜
<1>
アイオリソースを作ります。
にんにくは皮をむいてざっと刻んですり鉢に入れ、塩を加えて、なめらかなピュレ状になるまですりつぶします。ここへ卵黄を加えて良く混ぜ、オリーブ油を少しずつ足しながら混ぜ込んでいきます。
途中でレモン汁を加えて混ぜ、残りのオリーブ油も混ぜ込んでマヨネーズ状になったら、味見をして塩、胡椒少々で仕上げます。(固すぎる場合は、少量の水を加えてゆるめます。)
<2>
鶏胸肉は、3~4枚に削ぎ切りにして軽く塩、胡椒します。
フライパンにオリーブ油(分量外)を熱したところへ、皮目を下にして並べます。お皿をかぶせ、その上に重しになるもの(砥石、水を張ったボールなど)をのせて、やや弱めの中火で皮にこんがりといい色が付くまで焼きます。
<3>
鶏肉がこんがりと色づき、九分通り火が通ったらひっくり返して端に寄せ、ピーマンを並べます。
鶏肉同様に、ピーマンの上にお皿をのせ、重しをしてプレス焼きにします。(更に上から押しつけるといいです。)片面がこんがり焼けたら裏返して、反対側も同様に焼きます。(鶏から出た脂と肉汁でピーマンが美味しく焼けます。)
【ポイント】
卵黄は室温に戻して使います。冷たいままだと分離しやすくなりますので要注意!
・にんにくは多すぎると辛いので、お子さんがいるご家庭ではピュレ状になったところで少し取り分け、味見をしてから足すようにすると良いでしょう。
・フードプロセッサーなどを使ってもできますが、にんにくを滑らかにするのがポイントなので、すり鉢がおすすめです。
・油はオリーブ油の他、太白ごま油やサラダ油などでもOK。
・アイオリソースは、パンや野菜、肉、魚、卵など、何でも合います。シンプルに茹でただけ、焼いただけの素材を美味しく引き立ててくれる、素敵なソースです!
・鶏肉は、ひっくり返した後はお皿をのせずに裏面を焼いてくださいね。カリッと焼けた皮が損なわれないように。

この記事の投稿者
いがらしこのえ先生
国際薬膳師。天然酵母パン研究家。1985年より国産小麦&天然酵母のパン製造に携わり、足掛け37年各所で製造、指導、パン教室などを手掛ける。29歳で離婚後は、2人の息子を“パンで”育て上げる。55歳で岩国へ移住。62歳でジョージア移住。