2023/04/11
だんだんと吹く風が湿り気を帯び、梅雨入りの近さを感じる今日この頃。湿度の高いこの時季は「脾」の働きが鈍りがちなので、消化促進や水分代謝を助ける食材を選ぶようにします。 そばは体の余分な熱を鎮め、頭に昇った気を降ろす働きがあります。また食欲を促し、腸の働きを整える作用があるので、この時季おすすめの食材です。血と気を補う鶏肉、それらを巡らせる働きのある玉ねぎと組み合わせて、夏バテしないからだづくりを目指しましょう。
【材料】(2~3人分)
そば......1把
水菜......1株
かぶ......1個
鶏胸肉......1枚
塩、こしょう......適宜
しその葉......2枚
<ドレッシング>
新玉ねぎ......1/2個
麺つゆ......大さじ2
リンゴ酢......大さじ1/2
太白ごま油......大さじ1
【作り方】
<1>
ドレシングを作ります。 新玉ねぎはすりおろし、麺つゆ(希釈タイプ)、りんご酢、太白ごま油を加えて良く混ぜ合わせます。辛味が気にならなければそのままで、辛すぎるようなら電子レンジにかけて熱を加え、冷ましておきます。
<2>
鶏胸肉にやや多めに塩をふり、こしょうもふって、お皿にのせラップをして電子レンジで火を通します。粗熱がとれたら食べやすい大きさにさいて、お皿にたまったスープをからめておきます。
<3>
水菜は3cmに切り、かぶは半分にして薄切りにします。 そばは沸騰したお湯で茹で、流水で洗って水けを切ります。
<4>
そば、鶏肉、水菜、かぶにドレッシングをからめて混ぜ、器に盛ります。 しその葉の千切りをのせて、でき上がりです。
【ポイント】
・鶏胸肉はパサつきがちですが、加熱時に出るスープをからめるように含ませると、しっとり美味しく頂けます。
・ここではサラダとしてご紹介しましたが、そのまま1人前のランチとしても、ヘルシーでバランスのとれた献立になります。
※これらのレシピは養生薬膳の考え方に基づいて作ったもので、全ての体質に当てはまるものではありません。
いがらしこのえ先生
国際薬膳師。天然酵母パン研究家。1985年より国産小麦&天然酵母のパン製造に携わり、足掛け37年各所で製造、指導、パン教室などを手掛ける。29歳で離婚後は、2人の息子を“パンで”育て上げる。55歳で岩国へ移住。62歳でジョージア移住。