あきゅらいず

レーズンたっぷり ガリバルジー

2023/12/10

2401.jpgイギリス伝統のお茶菓子、ガリバルジー。
今回は卵もバターも使わずに、レーズンの味わいを活かしたレシピをご紹介します。
気と血を補う作用があるレーズンと、からだを温めてくれるシナモンは、女性に嬉しい組み合わせ。 たっぷりのミルクティーといっしょに、ゆったりティータイムをお楽しみください。
甘さ控えめなので、忙しい日の朝食代わり、仕事の合間のエネルギーチャージにも。
クランベリーを使ったバリエーションにはパルメザンチーズを加えて、ワインのお伴にもピッタリなガリバルジーになりました。






【材料】(4cmX4cmX16枚分)
レーズン......100g
国産小麦薄力粉......80g
国産小麦全粒粉......20g
ベーキングパウダー......小さじ1/4
シナモン......小さじ1/2
粗製糖......大さじ1
塩......ふたつまみ
太白ごま油......大さじ2
水......大さじ2

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ドライクランベリー......80g
国産小麦薄力粉......100g
ベーキングパウダー......小さじ1/4
パルメザンチーズ......10g
粗製糖......大さじ1
塩......一つまみ
太白ごま油......大さじ2
水......大さじ2






【作り方】
<1>
レーズンは軽く洗って鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて沸騰させます。
ざるにあけて粗熱をとったら、半分くらいの大きさになるように包丁で刻んでおきます。
(クランベリーの場合は、オイルコーティングの油が落ちるように2回ほど茹でこぼしてから、細かく刻んで使います。)
オーブンは160℃に温めておきます。

<2>
ボールに粉類、ベーキングパウダー、シナモン、粗製糖、塩を入れ、ざっくりと全体を混ぜ合わせます。
ここに太白ごま油を回し入れ、手早く混ぜ合わせたら、手のひらを軽くすり合わせるようにして塊がないサラサラの状態にします。

<3>
水を加え、たたみこむようにして生地を一つにまとめます。

<4>
麺棒を使って、16cmX32cmくらいの長方形を目指して生地を薄くのばして行きます。
途中、端がデコボコになったら、カードやナイフでまっすぐに切り取り、上にのせて更にのばします。

<5>
半分のスペースに刻んだレーズンを敷き詰め、残り半分の生地を折りたたんでかぶせます。
上下の生地がレーズンに密着するように、(少しレーズンが透けて見えるくらいに)麺棒でのばし、16cmX16cmくらいの正方形に仕上げます。

<6>
包丁で、縦横それぞれ4等分に切り分け、天板にオーブンシートを敷いた上に並べます。
フォークで穴をあけ、160℃に予熱したオーブンで20~30分かけて焼きあげます。

<7>
天板にのせたまま冷まし、余熱でカリッと仕上げます。






【ポイント】
・生地はあまりべたつかないので、打ち粉は不要ですが、オーブンシートやポリ袋などに挟んで延ばすと台を汚さず簡単です。
・クランベリーバージョンも、作り方は全く同様。チーズ風味があとをひく美味しさですよ!






※これらのレシピは養生薬膳の考え方に基づいて作ったもので、全ての体質に当てはまるものではありません。



この記事の投稿者

いがらしこのえ先生

国際薬膳師。天然酵母パン研究家。1985年より国産小麦&天然酵母のパン製造に携わり、足掛け37年各所で製造、指導、パン教室などを手掛ける。29歳で離婚後は、2人の息子を“パンで”育て上げる。55歳で岩国へ移住。62歳でジョージア移住。